令和6年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題B【No.18】は、スプリンクラー設備に関する問題です。4つの記述のうち、消防法上誤っているものを1つ選びます。
誤りは選択肢2です。
スプリンクラー設備に附置する送水口は双口形です。設問はこれを単口形に置き換えています。根拠は消防法施行令第12条第2項第七号です。
この号は、非常電源の附置と双口形の送水口の附置を1つの文にまとめています。選択肢1と選択肢2は、同じ条文の前半と後半です。片方が正しければ、もう片方も同じ号を見れば確かめられます。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢2
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 令第12条第2項第七号の前半「非常電源を附置し」です |
| 2 | ×(誤り) | 双口形です。同号の後半が「消防ポンプ自動車が容易に接近することができる位置に双口形の送水口を附置すること」と定めています |
| 3 | ○(正しい) | 規則第14条第1項第一号イです。開放型スプリンクラーヘッドを用いる一斉開放弁または手動式開放弁は、放水区域ごとに設けます |
| 4 | ○(正しい) | 規則第14条第1項第六号ロです。差込式またはねじ式とし、いずれも呼称65に適合するものとします |
送水口は、消防ポンプ自動車から水を押し込むための口です。
消防法施行令 第12条第2項第七号
スプリンクラー設備には、非常電源を附置し、かつ、消防ポンプ自動車が容易に接近することができる位置に双口形の送水口を附置すること。ただし、特定施設水道連結型スプリンクラー設備については、この限りでない。
条文に「単口形」という言葉はありません。2口あれば消防ポンプ自動車が2台つけられ、必要な水量を送りやすくなります。設問の但し書き「特定施設水道連結型スプリンクラー設備は除く」は、この号の但し書きと同じものです。
送水口まわりで押さえる項目は3つです。
| 項目 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 口数 | 双口形 | 令第12条第2項第七号 |
| 位置 | 消防ポンプ自動車が容易に接近できる位置 | 同号 |
| 結合金具 | 差込式またはねじ式、いずれも呼称65 | 規則第14条第1項第六号ロ |
口数を決めているのは政令、金具の形と呼称を決めているのは省令です。政令で足りなければ省令まで降りると、細目が出てきます。
詳細はスプリンクラー設備とは?水平距離2.3m・放水量80L/min・双口形の送水口で扱っています。
スプリンクラー設備に附置する送水口は、単口形と双口形のどちらか。
双口形です。消防法施行令第12条第2項第七号が、消防ポンプ自動車が容易に接近することができる位置に双口形の送水口を附置することを求めています。
送水口の結合金具は、どのような形式か。
差込式またはねじ式です。消防法施行規則第14条第1項第六号ロで、差込式は呼称65の差込式受け口に、ねじ式は呼称65のしめ輪のめねじに適合するものとされています。
開放型スプリンクラーヘッドを用いる一斉開放弁は、どの単位で設けるか。
放水区域ごとです。消防法施行規則第14条第1項第一号イです。手動式開放弁も同じ扱いになります。
> 法規のほかの論点は法規のカテゴリにまとめています
スプリンクラー設備は防火対象物の用途や規模で求められる仕様が変わります。個別の判断は所轄の消防署にご確認ください。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月