令和6年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.35】は、ガス設備について適当でないものを1つ選ぶ問題です。圧力の区分、LPGの規格、警報器、容器の設置が並びます。
誤りは選択肢2です。高いほうと低いほうが逆になっています。
省令の表では、い号が最も高い値です。プロパン及びプロピレンの合計量の含有率は、い号が80%以上、ろ号が60%以上80%未満、は号が60%未満です。
「い・ろ・は」の順に、含有率が下がっていきます。名前の順と数値の大小が同じ向きです。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢2
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | ガス事業法施行規則第1条第2項の定義そのままです |
| 2 | ×(適当でない) | い号が最も高いです。80%以上あります |
| 3 | ○(適当) | 空気より軽い都市ガスは水平距離8m以内です |
| 4 | ○(適当) | 液石法施行規則第18条第1号イそのままです |
3つの号は、省令の表で数値が決まっています。
液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律施行規則 第十二条第1項の表
い号液化石油ガス|プロパン及びプロピレンの合計量の含有率 八十パーセント以上|エタン及びエチレンの合計量の含有率 五パーセント以下|ブタジエンの含有率 〇・五パーセント以下
ろ号液化石油ガス|六十パーセント以上八十パーセント未満|五パーセント以下|〇・五パーセント以下
は号液化石油ガス|六十パーセント未満|五パーセント以下|〇・五パーセント以下
い号が80%以上で、最も高い値です。選択肢2は、これを最も低いと書いています。
| 名称 | プロパン及びプロピレンの合計量 | 順位 |
|---|---|---|
| い号液化石油ガス | 80%以上 | 最も高い |
| ろ号液化石油ガス | 60%以上80%未満 | まん中 |
| は号液化石油ガス | 60%未満 | 最も低い |
エタン及びエチレンは5%以下、ブタジエンは0.5%以下で、3つとも同じ値です。号によって変わるのは、プロパン及びプロピレンの合計量だけです。
この区分は、別の年度でも出ています。
令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.35】の選択肢1(正しい肢)
「一般消費者等に供給される液化石油ガスは、『い号』『ろ号』『は号』に区分されており、実際に流通しているものは『い号』が多い」は、正しい肢とされています。この年度の公表正答は選択肢4(ウオッベ指数の定義)です。
令和6年度の選択肢2は、この文の後半だけを差し替えた形です。「い号が多い」が「い号が最も低い」に変わっています。
選択肢1と選択肢4も、条文がそのまま出ています。
ガス事業法施行規則 第一条第2項第一号から第三号
「一「高圧」とは、ガスによる圧力であつて、一メガパスカル以上の圧力(ゲージ圧力をいう。以下同じ。)をいう。二「中圧」とは、ガスによる圧力であつて、〇・一メガパスカル以上一メガパスカル未満の圧力をいう。三「低圧」とは、ガスによる圧力であつて、〇・一メガパスカル未満の圧力をいう。」
液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律施行規則 第十八条第一号イ
「充てん容器等(内容積が二十リットル以上のものに限る。以下イにおいて同じ。)には、当該容器を置く位置から二メートル以内にある火気をさえぎる措置を講じ、かつ、屋外に置くこと。」
選択肢4の20L以上・2m以内は、この条文の数字です。ただし書きで、屋内に置ける場合も定められています。
選択肢3の水平距離は、2級で長すぎる値が誤りとされています。
令和4年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問22の公表正答(選択肢3)
「ガスの比重が1未満の場合、ガス漏れ警報設備の検知器は燃焼器等から水平距離10m以内に設ける」という記述が、適当でないものとして出されています。
比重が1未満、つまり空気より軽いガスの話です。10mでは遠すぎるとされており、令和6年度の選択肢3が示す8m以内と向きが合います。
警報器の位置はガス漏れ検知器はどこに付けるのか?比重1未満は8m・1超は4mで扱っています。
い号・ろ号・は号のうち、プロパン及びプロピレンの合計量の含有率が最も高いのはどれか。
い号です。液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律施行規則第12条第1項の表で、い号が80%以上、ろ号が60%以上80%未満、は号が60%未満と定められています。
ガス事業法での低圧・中圧・高圧は、どこで分かれるか。
0.1MPaと1MPaで分かれます。0.1MPa未満が低圧、0.1MPa以上1MPa未満が中圧、1MPa以上が高圧です。ガス事業法施行規則第1条第2項に定められています。
内容積20L以上のLPG容器を置くとき、火気についてどんな措置が要るか。
容器を置く位置から2m以内にある火気をさえぎる措置を講じ、かつ屋外に置きます。液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律施行規則第18条第1号イに定められています。
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ガス設備の基準は改正されることがあります。ここでの引用は2026年8月時点でe-Gov法令検索から取得した条文によるものです。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月