令和6年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.30】は、給湯設備について適当でないものを1つ選ぶ問題です。湯温、号数、返湯管、気水分離器が並びます。
誤りは選択肢4です。設置する場所の言い方が違います。
正しくは、配管経路の高い位置です。令和4年度では「配管経路の高い位置に設置する」で正しい肢とされており、令和6年度はこれを「圧力の高い位置」に置き換えています。
気水分離器が集めるのは、配管の中にたまる空気です。空気は上に集まるので、高さで決まります。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 貯湯タンク内は60℃以上です。令和4年度に同じ文があります |
| 2 | ○(適当) | 1号は約1.74kWです。計算で確かめられます |
| 3 | ○(適当) | 返湯管が複数なら各系統に定流量弁を設けます |
| 4 | ×(適当でない) | 圧力ではなく配管経路の高い位置です |
この記述は、2年前に正しい肢として出ています。
令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.30】の選択肢2(正しい肢)
「中央式給湯設備の循環経路に気水分離器を取り付ける場合は、配管経路の高い位置に設置する」は、正しい肢とされています。この年度の公表正答は選択肢4(真空式温水発生機のボイラー技士)です。
令和6年度は「配管経路の高い位置」を「配管経路の圧力の高い位置」に変えています。2文字が入っただけで、指しているものが変わります。
過去問で「気水分離器」が出てくるのは、この2問だけです。令和6年度と令和4年度で、同じ文の一部を差し替えて出されています。
選択肢1も、令和4年度に同じ内容があります。
令和4年度 問題A【No.30】の選択肢1(正しい肢)
「中央式給湯設備における貯湯タンク内の湯温は、レジオネラ属菌の繁殖防止のため、60℃以上とする」は、正しい肢とされています。
選択肢2の号数は、定義が別の年度に出ていて、数値は計算で確かめられます。
令和3年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.30】の選択肢2(正しい肢)
「瞬間湯沸器の出湯能力は、一般的に、水温より25℃高い湯を1L/min出湯する能力を1号としている」は、正しい肢とされています。この年度の公表正答は選択肢1です。
1号を kW に直す
1L/min を1時間あたりに直すと60L/h。水1Lを1kgとして、25℃上げるのに要する熱量は
60 × 25 = 1,500 kcal/h
1kcal を 4.186kJ とすると
1,500 × 4.186 = 6,279 kJ/h → 6,279 ÷ 3,600 = 約1.74 kW
選択肢2の約1.74kWと合います。1号を1,500kcal/hと覚えておけば、その場で直せます。
貯湯タンクの湯温は貯湯タンクの湯温は何℃以上か?中央式給湯設備の読み分けで扱っています。
中央式給湯設備の循環経路に気水分離器を取り付ける場合、どこに設置するか。
配管経路の高い位置です。令和4年度の1級 問題A No.30の選択肢2が、この文で正しい肢とされています。令和6年度の選択肢4は「圧力の高い位置」となっており、これが誤りです。
瞬間湯沸器の1号は、どれだけの能力か。kWに直すといくつか。
流量1L/minの水の温度を25℃上昇させる能力です。1時間あたりでは60L×25℃=1,500kcal/hとなり、1kcalを4.186kJとして換算すると約1.74kWになります。
中央式給湯設備の貯湯タンク内の湯温は、何℃以上とするか。
60℃以上です。レジオネラ属菌の対策のためで、令和4年度の1級 問題A No.30の選択肢1にも同じ内容があります。
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給湯設備の機器の選定や設置位置は、システムの構成やメーカーの仕様で扱いが変わることがあります。ここでの正誤は試験の公表正答によるものです。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月