令和6年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.29】は、給水設備について適当でないものを1つ選ぶ問題です。逆流を防ぐしくみと、給水圧力の上限が並びます。
誤りは選択肢3です。弁の名前が違います。
正しくは、吸排気弁です。同じ文が、令和4年度と平成30年度では「吸排気弁」となっていて、どちらも正しい肢とされています。
設問が求めているのは、断水したときに負圧を防ぐことです。配管の中に空気を入れる働きが要るので、抜くだけの弁では足りません。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 吐水口端とあふれ縁との垂直距離です。令和4年度に同じ文があります |
| 2 | ○(適当) | 配水管への逆流を防ぐため逆流防止装置を設けます |
| 3 | ×(適当でない) | エア抜き弁ではなく吸排気弁です |
| 4 | ○(適当) | ゾーニングで400〜500kPaを超えないようにします |
この記述は、弁の名前だけを差し替えたものです。
令和4年度 問題A【No.29】の選択肢4/平成30年度 問題A【No.29】の選択肢2(いずれも正しい肢)
「直結増圧方式の立て管には、断水時に配管内が負圧にならないように、最上部に吸排気弁を設置する」が、2つの年度で正しい肢とされています。公表正答は令和4年度が選択肢3、平成30年度が選択肢3です。
令和6年度は、この「吸排気弁」を「エア抜き弁」に置き換えています。ほかの部分は同じ文です。
2つの弁は、できることが違います。
| 弁の名前 | 名前が示す働き | 断水時の負圧に対して |
|---|---|---|
| エア抜き弁 | 空気を抜く | 空気を入れる働きが名前に含まれていません |
| 吸排気弁 | 吸気と排気の両方 | 空気を入れられるので、負圧を防げます |
設問が「負圧にならないように」と目的を書いているので、吸気ができるかどうかで分かれます。名前に「吸」が入っているほうが正しい肢です。
残りの選択肢は、別の年度に同じ文があります。
令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.29】の選択肢2(正しい肢)
「吐水口空間とは、給水栓又は給水管の吐水口端とあふれ縁との垂直距離をいい、この空間を十分に確保することにより逆流汚染を防止する」は、正しい肢とされています。令和6年度の選択肢1と同じ文です。
令和2年度 問題A【No.29】の選択肢1/平成30年度 問題A【No.29】の選択肢4(いずれも正しい肢)
「高層建築物では、高層部、低層部等の給水系統のゾーニング等により、給水圧力が400〜500kPaを超えないようにする」(令和2年度・令和6年度の選択肢4と同じ文)
「高層建物などでは、給水圧力が0.4MPaを超えないように、系統を高層階と低層階に分ける」(平成30年度)
0.4MPaは400kPaで、同じ値です。単位の書き方が変わっても中身は同じです。
選択肢2の逆流防止装置は、近い内容が令和4年度に出ています。
令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.28】の選択肢4(正しい肢)
「水道直結増圧方式では、配水管への汚染を防止するために水道事業者認定の逆流防止器を取り付ける」は、正しい肢とされています。ただし取り付ける位置は書かれていません。
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水道直結増圧方式の立て管の最上部には、何を設けるか。
吸排気弁です。断水時に配管内が負圧にならないよう、空気を入れる働きが要ります。令和4年度と平成30年度の1級 問題A No.29では、同じ文が吸排気弁で正しい肢とされています。
吐水口空間は、どこからどこまでの距離か。
給水栓又は給水管の吐水口端と、あふれ縁との垂直距離です。この空間を十分に確保することで逆流汚染を防ぎます。令和4年度の1級 問題A No.29の選択肢2に同じ文があります。
高層建築物の給水圧力は、いくつを超えないようにするか。
400〜500kPaです。高層部と低層部にゾーニングして抑えます。平成30年度の1級 問題A No.29では0.4MPaという書き方で、同じ値が正しい肢とされています。
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弁の呼び方や設置位置は、水道事業者の基準やメーカーの仕様で扱いが変わることがあります。ここでの正誤は試験の公表正答によるものです。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月