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令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 No.50を解説、パッシブは出さない

令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.50は、建築物等に設ける防犯設備について、最も不適当なものを選ぶ問題です。センサライト・パッシブセンサ・ガラス破壊センサ・マグネットセンサの4つが並びます。

この問題のポイント

この問題は、センサの名前にあるパッシブという語の意味を知っているかを問うものです。パッシブは受け身という意味で、自分から何かを出すことはありません。

引っかけの核心は、選択肢2の「熱線を放出して」です。放出するのはアクティブ側の性質で、パッシブセンサの説明としては成り立ちません。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当なもの)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 正しい センサライトは点灯で威嚇する。外壁に取り付ける
2 誤り パッシブセンサは放出しない。人体の赤外線を受けて検知する
3 正しい はめごろし窓の破壊・切断を検知する。ガラス面に付ける
4 正しい リードスイッチ部を建具枠、マグネット部を扉に付ける

最も不適当なのは選択肢2です。

選択肢2のポイント(ここが答え)

センサは、検知の仕方で2つに分かれます。

  • パッシブ(受動) 自分では何も出さず、相手から来るものを受け取る
  • アクティブ(能動) 赤外線や超音波を自分から出して、その反射や遮断を見る

熱線式パッシブセンサが受け取っているのは、人体から自然に出ている赤外線です。人が視野を横切ると、受光素子に届く赤外線の量が変わり、その変化を捉えて検知します。放出はしていません

選択肢2は、この「受け取るだけ」という性質を「放出して」に置き換えたものです。同じ文が過去にも出ています。

  • 令和1年度前期No.44(正答3) 「熱線式パッシブセンサは、熱線を放出して侵入者を検知するため、外壁に取り付けた」
  • 令和5年度後期No.52(正答3) 「パッシブセンサは、熱線を放出して侵入者を検知するため、外壁に取り付けた」

令和1年度前期No.44は、残る3つの肢もセンサライト・ガラス破壊センサ・ドアスイッチで、令和8年度前期と同じ組合せです。順番を入れ替えただけの再出題になっています。

選択肢4のマグネットセンサは、マグネット部を動く側(扉)、リードスイッチ部を動かない側(建具枠)に付けます。配線が要るのはスイッチ側なので、動かない枠に付けるほうが自然です。

覚え方

  • パッシブ=受け身。人体から出る赤外線を受け取るだけで、放出しない
  • 放出するのはアクティブセンサ。反射や遮断を見る
  • マグネットセンサは、マグネット部が扉、リードスイッチ部が建具枠

理解度チェック

Q.

熱線式パッシブセンサは何を検知しているか。

人体から自然に出ている赤外線です。人が視野を横切ると受光量が変わり、その変化で検知します。自分からは何も放出しません。

Q.

マグネットセンサのリードスイッチ部とマグネット部は、それぞれどこに付けるか。

リードスイッチ部を建具枠に、マグネット部を扉に付けます。配線が要るスイッチ側を動かない枠に付けます。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和1年度 2級電気工事施工管理技術検定 学科試験(前期)問題」No.44「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和5年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」No.52「同 正答肢」
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