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令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 No.31を解説、曲げには強い

令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.31は、アスファルト舗装と比べたコンクリート舗装の特徴について、最も不適当なものを選ぶ問題です。耐久性・力への強さ・養生と補修・目地の4点が並びます。

この問題のポイント

この問題は、コンクリート舗装が硬い板として荷重を受ける舗装だと分かっていれば解けます。板が広い面積で荷重を散らすので、路盤に伝わる力が小さくなります。

引っかけの核心は、選択肢2が「曲げ応力に弱いので沈下しやすい」としている点です。板として効かせている以上、コンクリート舗装が受け持っているのはまさに曲げです。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当なもの)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 正しい 耐久性に富む。摩耗や油に強く、供用年数が長い
2 誤り コンクリート版は曲げに抵抗して荷重を散らす。たわみは小さい
3 正しい 硬化を待つので養生期間が長く、部分的な打ち替えも難しい
4 正しい 温度で伸び縮みするため、ひび割れを逃がす目地が要る

最も不適当なのは選択肢2です。

選択肢2のポイント(ここが答え)

2つの舗装は、荷重の受け方が根本から違います。

  • アスファルト舗装(たわみ性舗装) 路面がたわんで、荷重を路盤・路床へ伝える
  • コンクリート舗装(剛性舗装) 版そのものが曲げに抵抗し、荷重を広い面積に散らす

コンクリート版は曲げで持たせる部材なので、曲げ応力に弱いという書き方は成り立ちません。たわみが小さいことは過去の出題でも確かめられます。

平成30年度(前期)2級 第一次検定 No.34(最も不適当なものを選ぶ問題/正答は選択肢3)

3.荷重によるたわみが大きい。

この肢が不適当とされた以上、コンクリート舗装は荷重によるたわみが小さいことになります。令和8年度前期の選択肢2は、同じ性質を「曲げに弱い」と言い換えて誤りにしたものです。

なお令和6年度前期No.31は、令和8年度前期と4つの選択肢がそのまま同じで、正答も同じ「せん断力に強いが、曲げ応力に弱いので沈下しやすい」でした(正答1)。順番が入れ替わっただけの再出題です。

目地が要る理由もここにつながります。硬い版は温度で伸び縮みしたときに逃げ場がなく、そのままではひび割れます。そこであらかじめ切れ目を作って動きを逃がすのが目地です。

覚え方

  • コンクリート舗装は剛性舗装。版が曲げで持ち、たわみは小さい
  • アスファルト舗装はたわみ性舗装。たわんで路盤へ伝える
  • 硬い版だから、養生が長い・部分補修が難しい・目地が要る

理解度チェック

Q.

コンクリート舗装はアスファルト舗装と比べて、荷重によるたわみはどうか。

小さくなります。コンクリート版が曲げに抵抗して荷重を広い面積に散らす剛性舗装だからです。

Q.

コンクリート舗装に目地が必要なのはなぜか。

温度変化によって膨張・収縮するためです。逃げ場がないとひび割れるので、あらかじめ目地で動きを逃がします。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」No.31「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度 2級電気工事施工管理技術検定 学科試験(前期)問題」No.34「同 正答肢」
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