令和8年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.47は、土量の変化率を使って盛土量を求める計算問題です。ほぐした土量840m³、変化率はL=1.2、C=0.9と与えられています。
この問題は、土量の変化率LとCを使って、ほぐした土量から盛土量への換算を問うものです。引っかけの核心は1点、LとCはどちらも分母が地山の土量というところで、LとCを直接かけ合わせても盛土量にはなりません。いったん地山の土量に戻してから、あらためてCを掛けます。
与えられた式はこの2本です。
L=ほぐした土量÷地山の土量=1.2/C=締め固めた土量÷地山の土量=0.9
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(630 m³)
まず、ほぐした土量840m³を地山の土量に戻します。Lの式を地山について解くと、地山の土量=ほぐした土量÷Lです。
地山の土量=840÷1.2=700 m³
次に、この地山の土量にCを掛けて締め固めた土量、つまり盛土できる量を出します。
盛土量=700×0.9=630 m³
ここで引っかかりやすいのが、840にそのまま0.9を掛けてしまう計算です。840×0.9=756となり、選択肢4の760m³に近い値が出ます。Cの分母は地山であってほぐした土量ではないので、この掛け方はできません。地山に戻した700m³をそのまま答えにすると選択肢3、840÷1.4のように変化率を取り違えると選択肢1に寄ります。
ほぐした土量に締固め率Cを直接掛けてはいけないのはなぜか。
Cは「締め固めた土量÷地山の土量」で、分母が地山の土量だからです。ほぐした土量に掛けても意味のある値になりません。先に÷Lで地山の土量へ戻してから、×Cで盛土量を出します。
ほぐした土量840m³、L=1.2、C=0.9のとき、造成できる盛土量はいくらか。
630m³です。地山の土量が840÷1.2=700m³、盛土量が700×0.9=630m³となります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月