令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.48は、建設工事に使用する建設機械に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
この問題は、建設機械の基本(できる作業・掘る向き・走行装置)を問うものです。なかでも引っかけの核心はラフテレーンクレーンの走行装置で、ホイール式と履帯式を取り違えていないかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ブルドーザは掘削・押土・整地・締固めに用いる |
| 2 | ○(正しい) | バックホウはバケットを手前に引くため、機械より低い所を掘るのに適す |
| 3 | ○(正しい) | トラッククレーンはトラックの車台に載るため現場まで自走できる |
| 4 | ×(誤り) | ラフテレーンクレーンはホイール式。履帯式はクローラクレーン |
選択肢4の「履帯式のため接地面積が広く」という記述が誤りで、ラフテレーンクレーンはタイヤで走るホイール式です。
クレーンは走行装置で名前が分かれます。タイヤで走るものと、履帯(キャタピラ)で走るものです。
ラフテレーンクレーンは、太いタイヤを持つ1つの運転席で走行も操作も行うホイール式です。公道を自走でき、狭い現場でも小回りが利きます。ただしタイヤは接地面積が小さいので、軟らかい地盤ではアウトリガーの下に敷板が要ります。
履帯式で接地面積が広く軟弱地盤に強いのはクローラクレーンです。ただし公道を自走できず、分解して運びます。問題文はこのクローラクレーンの性質をラフテレーンに当てています。
ラフテレーンクレーンの走行装置はホイール式か履帯式か。
ホイール式です。太いタイヤで走り、公道を自走できます。履帯式で接地面積が広く軟弱地盤に適するのはクローラクレーンです。
バックホウは、機械が設置された地盤より高い所と低い所のどちらを掘るのに適するか。
低い所です。バケットを手前に引き寄せて掘る構造のためです。高い所を掘るのはローディングショベル(フェースショベル)です。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月