令和7年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.15は、図に示すがいしの名称として適当なものを選ぶ問題です。懸垂がいし・長幹がいし・高圧ピンがいし・ラインポストがいしの4つが並びます。
この問題は、がいしを取り付け方で見分けられるかを問うものです。名前を覚えるより、金具がどこに付いているかを見るほうが早く決まります。
図のがいしは、傘のような磁器の上と下の両方に金具が付いています。上下に付くのは、つないで吊るす形のがいしだけです。
※ 問題の図そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(適当なもの)
| 選択肢 | 図との対応 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 適当 | 懸垂がいし。1枚の笠の上下に連結金具がある |
| 2 | 該当しない | 長幹がいしは細長い棒状で、ひだが多数並ぶ |
| 3 | 該当しない | 高圧ピンがいしは下のピンで腕金に固定する |
| 4 | 該当しない | ラインポストがいしは腕金に立てて使う |
適当なのは選択肢1です。
この設問は、同じ図・同じ選択肢で過去にも出ています。
平成30年度(前期)2級 学科試験 No.17(正答は選択肢1)
図に示すがいしの名称として,適当なものはどれか。
1.懸垂がいし 2.長幹がいし 3.ピンがいし 4.ラインポストがいし
令和7年度の図は、この年の図と同じものです。選択肢3の呼び方が「ピンがいし」から「高圧ピンがいし」に変わっただけで、答えは同じ懸垂がいしです。
図の見分け方は、上下に連結金具があるかどうかです。懸垂がいしは磁器の上にキャップ、下にピンが付いていて、次のがいしのキャップと噛み合います。必要な絶縁の強さに応じて何個でも数珠つなぎにできるのがこの形の狙いです。送電電圧が高いほど連結する個数を増やします。
他の3つは付き方が違います。
長幹がいしも上下に連結金具を持ちますが、笠が1枚か、細長い胴に多数のひだが並ぶかで区別が付きます。平成29年度に長幹がいしの図が出たときは、縦に長い胴にひだが積み重なった形で描かれていました。
懸垂がいしの上下に連結金具が付いているのはなぜか。
必要な絶縁の強さに応じて何個でも連結して使うためです。送電電圧が高いほど連結する個数を増やします。
懸垂がいしと長幹がいしはどこで見分けるか。
笠の形です。懸垂がいしは1枚の笠、長幹がいしは細長い胴に小さなひだが多数並びます。どちらも上下に連結金具を持ちます。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月