令和7年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.9は、LED照明の特徴について、最も不適当なものを選ぶ問題です。振動や衝撃・寿命・シーリングライト形・周囲温度の4点が並びます。
この問題は、LEDが蛍光ランプより優れている点を押さえているかを問うものです。この設問はLEDの持ち味を並べ、1つだけ向きを逆にしてきます。
引っかけの核心は、選択肢4の「周囲温度からの影響を受けやすい」です。温度の影響が小さいことこそLEDの持ち味です。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当なもの)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 正しい | 半導体なので振動や衝撃に強い |
| 2 | 正しい | 蛍光ランプより長寿命 |
| 3 | 正しい | 器具とランプが一体のものがある |
| 4 | 誤り | 蛍光ランプより影響を受けにくい |
最も不適当なのは選択肢4です。
同じ論点が、令和5年度に比べる相手を明記した形で出ています。
令和5年度(後期)2級 第一次検定 No.11 選択肢2(正答は選択肢2)
LEDランプの光束は,蛍光ランプと比べて周囲温度による影響を受けやすい。
この肢が不適当とされました。比べる相手が蛍光ランプであると書かれた状態で「受けやすい」が誤りとされているので、正しくは受けにくいということです。
令和7年度の選択肢4は比べる相手を書かずに「周囲温度からの影響を受けやすい」としていますが、この設問全体が蛍光ランプとの比較で組まれているので、判定は同じになります。
蛍光ランプが温度に弱い理由は、管内の水銀蒸気の圧力が温度で変わるためです。寒い場所では蒸気圧が下がり、光束が落ちて点灯しにくくなります。冬の屋外や冷蔵倉庫で蛍光灯が暗くなるのはこのためです。
LEDは半導体が光るので、この仕組みがありません。低温でも光束が落ちにくく、点灯もすぐです。ただし高温になると素子の効率が落ちるため、器具には放熱の工夫が要ります。
残る3つも、半導体であることから説明できます。
選択肢3のシーリングライト形は、ランプだけを交換できない形です。寿命が来たら器具ごと替えることになるので、施工や更新の計画に関わります。
LEDと蛍光ランプでは、どちらが周囲温度の影響を受けやすいか。
蛍光ランプです。管内の水銀蒸気圧が温度で変わるため、低温では光束が落ちます。LEDは半導体なのでこの影響が小さくなります。
LEDが振動や衝撃に強いのはなぜか。
半導体が光る仕組みで、ガラス管やフィラメントを持たないためです。同じ理由で長寿命にもなります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月