令和7年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.2は、真空中にある2つの点電荷の間に働く静電力の大きさを求める問題です。図には Q1=+10μC、Q2=+20μC、距離0.3mが示されています。
この問題は、クーロンの法則に単位をそろえて数値を入れられるかを問うものです。式そのものは覚えていても、μC のままでは答えが合いません。
問題文が4πε0=1/(9×109)F/mと与えているので、比例定数は 9×109 になります。
※ 問題の図そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(20N)
| 選択肢 | 静電力 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 10N | 計算値の半分 |
| 2 | 20N | クーロンの法則で出る値 |
| 3 | 30N | 距離の扱いを誤った値 |
| 4 | 50N | 電荷を足してしまった値 |
正しいのは選択肢2です。
クーロンの法則に数値を入れます。
クーロンの法則
F=(1/4πε0)×(Q1Q2/r2)=9×109×(Q1Q2/r2)〔N〕
単位をそろえる
Q1=10μC=10×10-6 C
Q2=20μC=20×10-6 C
r=0.3m → r2=0.09
代入する
F=9×109×(10×10-6×20×10-6)/0.09
=9×109×200×10-12/0.09
=1.8/0.09
=20N
山場はμC を C に直すところです。μ は 10-6 なので、2つ掛けると 10-12 になります。9×109 と合わせると 10-3 のオーダーに落ちますが、距離の2乗 0.09 で割ることで20という値に戻ります。
間違えやすいところを見ておきます。
力の向きは、どちらも正の電荷なので互いに反発する向きです。図でも矢印が外向きに描かれています。符号が同じなら反発、違えば引き合います。ただしこの設問は大きさだけを聞いているので、向きは答えに影響しません。
4πε0=1/(9×109)のとき、クーロンの法則の比例定数はいくらか。
9×109です。式では 1/4πε0 の位置に入るので、逆数になります。
2つの点電荷がどちらも正のとき、働く力の向きは。
互いに反発する向きです。符号が同じなら反発、違えば引き合います。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月