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令和4年度(前期)2級電気工事施工管理技士 No.45を解説、検電器は有無だけ

令和4年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.45は、電気工事の試験や測定に使う機器と、その使用目的の組合せとして最も不適当なものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、検電器が測る道具ではないことを分かっているかを問うものです。充電されているかいないかを知らせるだけで、値は出ません

選択肢1と2は「電圧値の測定」で同じ言葉が使われています。

正解:選択肢2

> この論点をやさしく解説:計器用変流器の二次側を開放してよいか?VT・CT・ZCTで分かれる扱い

各選択肢の正誤

選択肢 機器 解説
1 回路計 低圧回路の電圧値の測定。適当
2 検電器 電圧値は測れない。充電の有無を見る道具
3 検相器 三相動力回路の相順の確認。適当
4 絶縁抵抗計 回路の絶縁状態の確認。適当

不適当なのは選択肢2です。

選択肢2のポイント(ここが答え)

検電器は、その電路が充電されているかどうかを知らせる道具です。近づけるとランプが光ったり音が鳴ったりします。出てくるのは「有る」か「無い」かの2つだけで、目盛りも数字もありません

使うのは停電作業に入る前です。開閉器を切って、本当に電気が来ていないことを確かめてから触ります。値を知るためではなく、安全を確かめるために当てる道具です。

高圧回路の電圧値を知りたいときは、計器用変圧器(VT)を通して電圧計で測ります。高圧をそのまま計器に入れることはしません

ほかの3つを見ておきます。

選択肢1の回路計(テスタ)は、低圧回路の電圧・電流・抵抗などを測る道具です。切り替えて使えるので現場でよく持ち歩きます。検電器と違って値が読めます

選択肢3の検相器は、三相回路のR・S・Tがどの順で回っているかを見る道具です。相順が逆だと電動機が逆回転するので、つなぎ込む前に確かめます

選択肢4の絶縁抵抗計(メガー)は、電線と大地の間、電線どうしの間の絶縁がどれだけ保たれているかをMΩで読む道具です。竣工検査でも定期点検でも使います。

1・3・4は道具の名前と目的が正しく対応しています。2だけが、値の出ない道具に「電圧値の測定」という目的をつけてあります。

覚え方

  • 検電器=有るか無いかだけ。値は出ない
  • 低圧の電圧値は回路計(テスタ)、高圧の電圧値はVTを通して電圧計
  • 検相器は相順、絶縁抵抗計は絶縁状態

理解度チェック

Q.

検電器は何のために使うか。

その電路が充電されているかどうかを確かめるために使います。停電作業に入る前、開閉器を切った後に当てて安全を確認します。電圧値は読めません。

Q.

検相器は何を確かめる道具か。

三相回路の相順です。相順が逆のままつなぐと電動機が逆回転するので、つなぎ込む前に確かめます。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」「同 正答肢」
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