令和4年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.43は、施工計画を立てるとき契約内容を確認するために必要な事項として、最も関係のないものを選ぶ問題です。
この問題は、契約内容の確認は発注者との間の話であることを分かっているかを問うものです。選択肢2だけが下請負人を相手にしています。
ほかの3つは、発注者から渡された書類そのものです。
正解:選択肢2(下請負人の経営内容の確認)
| 選択肢 | 関係 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ある | 工事請負契約書。契約内容そのもの |
| 2 | ない | 下請負人の経営内容。契約内容の確認ではない |
| 3 | ある | 現場説明書。契約書類の一部になる |
| 4 | ある | 設計図。何をつくるかを示す契約図書 |
関係のないものは選択肢2です。
契約内容の確認は、発注者と自社との間で何を取り決めたかを読み込む作業です。中身は工事請負契約書、設計図、仕様書、現場説明書、質問回答書といった書類になります。
下請負人の経営内容は、この輪の外にあります。下請に出すかどうかも、どこに出すかも、発注者との契約では決まっていません。契約を読んだ後、自社が施工体制を組む段階で考えることです。
建設業法第19条は、請負契約を結ぶときに書面に書く事項として工事内容、請負代金の額、工期、前金払や出来形部分に対する支払の時期と方法などを挙げています。相手方の経営状態を確認しろという定めはありません。
ほかの3つを見ておきます。
選択肢1の工事請負契約書は、請負代金と工期という一番大きい枠を決める書類です。ここを読まずに工程も原価も組めません。
選択肢3の現場説明書は、入札の前に発注者が現場で示した条件をまとめたものです。作業できる時間帯、資材の搬入経路、既存設備の扱いなど、図面には出てこない制約が書かれています。契約図書として扱われます。
選択肢4の設計図は、何をどこにどれだけつくるかを示すものです。これを検討して初めて数量が出て、必要な人と材料が決まります。
3つとも発注者から出てきた書類で、選択肢2だけが自社の下請の話です。並べたときの違いはそこにあります。
契約内容の確認で読む書類にはどんなものがあるか。
工事請負契約書、設計図、仕様書、現場説明書、質問回答書などです。いずれも発注者との間で取り交わした契約図書です。
現場説明書には何が書かれているか。
作業できる時間帯、資材の搬入経路、既存設備の扱いなど、設計図には表れない現場固有の条件です。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月