令和8年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.64は、事務所ビルの照度測定方法に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、日本産業規格(JIS)上、誤っているものを選びます。
この問題は、JIS C 7612が定める照度の測り方を問うものです。和室の測定面、照度計の級、外光の扱い、事務室の測定面の4つが並び、数値が出てくるのは1番目と4番目です。
引っかけの核心は1点、机が無い事務室の測定面の高さです。和室の40cmが正しいので、つい事務室の数値も通してしまいます。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 和室は畳上40±5cm。座って使う部屋なので低くとる |
| 2 | ○(正しい) | 実用的な照度値を求める測定には一般形A級照度計を使う |
| 3 | ○(正しい) | 測定対象以外の外光は、その影響を除いて測る |
| 4 | ×(誤り) | 机が無く指定もない場合は床上80±5cm。70cmはこの幅に入らない |
選択肢4だけが、規格の示す幅から外れています。
JIS C 7612「照度測定方法」の6.1は、測定面の高さをこう定めています。「照度測定面の高さは,特に指定のない場合は,床上80±5cm,和室の場合は畳上40±5cm,廊下,屋外の場合は,床面又は地面上15cm以下とする。ただし,室内に机,作業台などの作業対象面がある場合は,その上面又は上面から5cm以内の仮想面とする。」
問題文は事務室で、机などがなく特に指定もない条件です。そのまま当てはめると床上80±5cm、つまり75cmから85cmの範囲になります。選択肢4の床上70cmはこの幅の外です。
選択肢1の和室40cmが正しいので、数値の肢がどちらも通るように見えますが、事務室と和室で基準の高さが違うのがこの規格の要点です。作業面の高さに合わせている、と押さえておけば取り違えません。
机が無く特に指定もない事務室で、照度測定面の高さはいくらか。
床上80±5cmです。JIS C 7612の6.1が定めており、75cmから85cmの範囲になります。
和室と廊下では測定面の高さはどうなるか。
和室は畳上40±5cm、廊下や屋外は床面または地面上15cm以下です。その場所で使う面の高さに合わせています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月