令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.25は、屋内全般照明の光束法による照度計算に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
この問題は、光束法の基本(式に入る量・照明率を決める室指数と反射率・保守率)を問うものです。なかでも引っかけの核心は室指数と照度の関係の向きで、室指数が何を表す指標かを押さえているかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 保守率は式の分子に掛かる。小さいほど照度は下がる |
| 2 | ×(誤り) | 室指数が大きいほど照明率が上がり、照度は上がる。「下がる」は逆 |
| 3 | ○(正しい) | 天井面の反射率が小さいと照明率が下がり、照度も下がる |
| 4 | ○(正しい) | 光源までの高さが高いと室指数が小さくなり、照度は下がる |
選択肢2の「室指数が大きいほど照度は下がる」という記述が誤りで、室指数が大きいほど照度は上がります。
光束法では、作業面の平均照度を光源の光束・灯数・照明率・保守率の積を、床面積で割った値として求めます。選択肢に出てくる量は、どれもこの式のどこかに位置づけられます。
室指数は、部屋の形が照明率にどう効くかを表す指標です。間口と奥行に対して作業面から光源までの高さで割った形をしているので、広くて天井の低い部屋ほど大きくなります。そういう部屋では光が壁に逃げにくく、作業面に届く割合が増えます。つまり室指数が大きい=照明率が高い=照度は上がるという向きです。
選択肢4は同じ関係を高さの側から言ったものです。光源までの高さが高くなると室指数は小さくなり、照明率が下がって照度も下がります。選択肢2と4は同じ式から出ていて、選択肢2だけ向きが逆になっています。
室指数が大きくなると、照明率と照度はそれぞれどうなるか。
どちらも上がります。室指数が大きいのは広くて天井の低い部屋で、光が壁に逃げにくく作業面に届く割合が増えるためです。
光束法で照度を求めるとき、式の分子に入るのはどの量か。
光源1個の光束・灯数・照明率・保守率です。これらの積を床面積で割ると作業面の平均照度になります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月