令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.75は、光ファイバケーブルの施工に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
この問題は、光ファイバの接続・敷設・通線・清掃を横断的に問うものです。なかでも引っかけの核心は心線相互の接続方法の名前で、融着接続を圧着接続に差し替えた記述を見抜けるかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 接続は融着接続か光コネクタの2つ(標準仕様書2.8.4)。圧着接続工法は無い |
| 2 | ○(正しい) | ノンメタリックは金属を含まず誘導を受けない。並行して敷設できる |
| 3 | ○(正しい) | プーリングアイは通線でケーブルを引くための金具 |
| 4 | ○(正しい) | 被覆を除去した後の清掃は、融着接続の前処理として行う |
選択肢1の「圧着接続工法で行い」という記述が誤りで、正しくは融着接続です。
公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)2.8.4は、光ファイバケーブル相互の接続をアーク放電による融着接続又は光コネクタによる接続と定めています。挙がっているのはこの2つだけです。
圧着は、金属の端子や電線を工具で押しつぶして繋ぐ方法です。光ファイバの心線は髪の毛ほどの太さのガラスなので、押しつぶせば割れて光が通らなくなります。
クロージャに収容するところまでは正しい手順です。工法名だけが融着から圧着へ差し替えられています。同じ差し替えは令和3年度1級No.78でも出ています。
光ファイバケーブル相互の接続方法として、標準仕様書が挙げているものは何か。
アーク放電による融着接続と、光コネクタによる接続の2つです。圧着接続工法は挙がっていません。
ノンメタリックの光ファイバケーブルを電力ケーブルと並行して敷設できるのはなぜか。
金属を含まないため、電力ケーブルからの電磁誘導を受けないからです。金属のテンションメンバを持つケーブルでは、誘導への配慮が要ります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月