令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.73は、自動火災報知設備の設置に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、誤っているものを選びます。
この問題は、自動火災報知設備の数値(感知器の位置・表示灯・回路抵抗・音圧)を横断的に問うものです。なかでも引っかけの核心は感知器回路の電路の抵抗で、50Ωを100Ωにすり替えていないかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢3(誤っている記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 感知器は空気吹出し口から1.5m以上離す(規則第23条第4項第八号) |
| 2 | ○(正しい) | 表示灯は取付け面と15度以上の角度で10m離れて識別できること(同第24条第八号ニ) |
| 3 | ×(誤り) | 感知器回路の電路の抵抗は50Ω以下(同第24条第一号ト)。「100Ω以下」は誤り |
| 4 | ○(正しい) | 地区音響装置の音圧は中心から1m離れた位置で90dB以上(同第24条第五号イ) |
選択肢3の「100Ω以下となるようにした」という記述が誤りで、正しくは50Ω以下です。
消防法施行規則第24条第一号トは、P型受信機及びGP型受信機の感知器回路の電路の抵抗を50Ω以下と定めています。感知器が作動したかどうかを、受信機は回路の電流の変化で見分けているからです。
配線が長くなって抵抗が増えると、感知器が作動しても電流の差が小さくなり、受信機が火災と判定できなくなります。50Ωはその余裕を確保するための上限です。
100Ωという数字はD種接地工事の接地抵抗値として頭に残りやすく、そこへ引き寄せられます。別の設備の別の数字なので、混ぜないようにしてください。
P型受信機の感知器回路の電路の抵抗は、いくら以下にするか。
50Ω以下です。消防法施行規則第24条第一号トに定められています。100ΩはD種接地工事の接地抵抗値で、別の話です。
地区音響装置の音圧は、どこで測っていくら以上必要か。
取り付けられた音響装置の中心から1m離れた位置で90dB以上です。音声により警報を発するものは92dB以上と、別に定められています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月