令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.53は、電気設備の制御装置の器具名称と基本器具番号の組合せについて、日本電機工業会規格(JEM)上で不適当なものを選ぶ問題です。27・51・64・89の4つが並びます。
この問題は、器具番号を名称と対にして覚えているかを問うものです。番号は単なる符号なので、理屈で導くことはできません。
引っかけの核心は、選択肢2の51と52です。この2つは番号が隣り合っているうえ、どちらも過電流の事故に関わるので混ざります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(不適当なもの)
| 選択肢 | 器具名称 | 問題の番号 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 1 | 交流不足電圧継電器 | 27 | 正しい組合せ |
| 2 | 交流遮断器 | 51 | 交流遮断器は52。51は交流過電流継電器 |
| 3 | 地絡過電圧継電器 | 64 | 正しい組合せ |
| 4 | 断路器 | 89 | 正しい組合せ |
不適当なのは選択肢2です。
51と52の対応は、過去の出題で確かめられます。
令和2年度 1級 学科試験 No.57 選択肢1・2(ともに正しい肢/正答は選択肢4)
交流過電流継電器 51
交流遮断器 52
この年の正答は選択肢4の「交流不足電圧継電器 80」で、そこだけが誤りでした。したがって51は交流過電流継電器、52は交流遮断器という対応が確定します。
令和7年度の選択肢2は、交流遮断器に51を当てています。番号が1つずれた形です。
この2つが混ざりやすいのは、実際の受電設備で並んで働くからです。51の交流過電流継電器が過電流を検出し、その信号で52の交流遮断器が回路を切ります。検出する側が51、切る側が52と、働く順に並んでいると覚えると取り違えません。
選択肢1の27も同じ整理ができます。27は交流不足電圧継電器で、令和2年度で誤りとされた80とは別です。電圧が下がったことを検出する継電器で、停電時の切り替えなどに使われます。
基本器具番号の51と52はそれぞれ何か。
51が交流過電流継電器、52が交流遮断器です。51が過電流を検出し、その信号で52が回路を切ります。
交流不足電圧継電器の基本器具番号は。
27です。電圧が下がったことを検出する継電器で、停電時の切り替えなどに使われます。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月