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令和7年度 1級電気工事施工管理技士 No.33を解説、ピークカット運転は負荷を切る方式ではない

令和7年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.33は、コージェネレーションシステム(CGS)に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、誤っているものを選びます。

この問題のポイント

この問題は、CGSの用語の基本(サイクルの組み方・運転方式の呼び分け・熱電比)を問うものです。なかでも引っかけの核心はピークカット運転が何をする方式かで、発電機を動かす話と負荷を切る話を分けられるかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) コンバインドサイクルは高温側と低温側の熱機関サイクルを直列に組み合わせたもの
2 ×(誤り) ピークカット運転は受電電力のピークを抑えるためにCGSを運転する方式。負荷の遮断は別の話
3 ○(正しい) 電力負荷追従運転は電力需要を基準にCGSを運転する制御方式
4 ○(正しい) 熱電比は熱需要を電力需要で除した値

選択肢2は負荷を遮断する方式として書かれていますが、ピークカット運転は発電機の運転で受電電力のピークを抑える方式です。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

ここに並んでいる運転方式は、どれもCGSをいつどれだけ動かすかを決める呼び名です。何を基準に発電機を動かすかで名前が分かれています。

ピークカット運転は、電力需要が山になる時間帯にCGSを動かし、その分だけ電力会社からの受電を減らす運転です。受電のピークが下がるので基本料金を抑えられます。選択肢3の電力負荷追従運転は電力需要に合わせて出力を変える運転、熱需要に合わせるなら熱負荷追従運転です。

問題文が書いている「発電機容量に見合った負荷以外を遮断する」は、発電機を動かす話ではなく負荷側を切り離す話です。停電時に自家発電で賄える範囲だけを残す、といった負荷制御にあたるもので、CGSの運転方式の説明にはなりません。

覚え方

  • 運転方式の名前は何を基準に発電機を動かすかを表す。負荷を切る話ではない
  • ピークカット運転=需要の山の時間帯に運転して受電のピークを下げる
  • 電力負荷追従は電力需要に、熱負荷追従は熱需要に合わせて出力を変える
  • 熱電比=熱需要 ÷ 電力需要。分子が熱、分母が電力

理解度チェック

Q.

CGSのピークカット運転とは、どのような運転方式か。

電力需要が山になる時間帯にCGSを運転し、その分だけ電力会社からの受電を減らす方式です。受電のピークが下がるため基本料金を抑えられます。負荷を遮断する方式ではありません。

Q.

熱電比はどのように求めるか。

建物や施設の熱需要を電力需要で除した値です。この値が大きいほど熱の使い道が多く、CGSの排熱を活かしやすくなります。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定問題(午前の部)」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定 正答肢」
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