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令和6年度 1級電気工事施工管理技士 No.67を解説、漏電しゃ断装置は毎日

令和6年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.67は、電気による危険の防止に関する記述として、「労働安全衛生法」上、誤っているものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、点検の間隔が毎日か毎月かを見分けられるかを問うものです。使う道具はその日の使用を開始する前、固定された設備は毎月1回です

漏電しゃ断装置は使う道具の側なので毎日です。

正解:選択肢4(漏電しゃ断装置を毎月1回点検した)

各選択肢の正誤

選択肢 対象と間隔 解説
1 検電器具 ─ その日の使用前 使う道具。正しい
2 囲い及び絶縁覆い ─ 毎月1回 固定された設備。正しい
3 活線作業用器具 ─ その日の使用前 使う道具。正しい
4 漏電しゃ断装置 ─ 毎月1回 その日の使用前。誤り

誤っているのは選択肢4です。

選択肢4のポイント(ここが答え)

引っかけの核心は、選択肢2で毎月1回が正しいものが出ているので、同じ間隔でも通りそうに見えるところです。分かれ目はその日に使うものかどうかです。

点検の間隔 対象
その日の使用を開始する前 検電器具、活線作業用器具、絶縁用保護具、絶縁用防具、感電防止用漏電しゃ断装置
毎月1回以上 充電部分に設ける囲い及び絶縁覆い

検電器具や活線作業用器具は、作業員が手に持って使い、壊れていれば直接命にかかわります。だから使う日ごとに点検します。感電防止用漏電しゃ断装置も、その日の作業でこれが働かなければ感電するので、同じ扱いです。

一方、充電部分の囲いや絶縁覆いは据え付けられていて動かないものです。日々の作業で持ち歩くわけではないので、毎月1回以上の点検になっています。

選択肢4の「対地電圧が150Vを超える、常時使用する移動式の電動機械器具」は、水気のある場所などで使う電動工具を想定しています。移動して使うので電源コードが傷みやすく、漏電の危険が高いため、漏電しゃ断装置の取付けが義務づけられています。

その装置がちゃんと動くかを、使う日ごとにテストボタンで確かめます。1か月に1回では、その間に壊れていても気づけません。

選択肢1の検電器具は、停電を確認するためのものです。「停電しているはず」で触ると事故になるので、必ず検電して確かめます。その検電器具自体が壊れていたら確認になりません。だから使用前に、既知の充電部で反応するかを見ます。

選択肢3の活線作業用器具は、充電された電路を触らずに操作するための絶縁された工具です。ひび、割れ、破れといった損傷と、乾燥しているかを点検します。湿っていると絶縁が落ちるので、乾燥状態も点検項目に入っています。

覚え方

  • 手に持って使うものは毎日、据え付けられたものは毎月
  • 漏電しゃ断装置はその日の使用を開始する前
  • 活線作業用器具は損傷に加えて乾燥状態も点検する

理解度チェック

Q.

感電防止用漏電しゃ断装置はどの間隔で点検するか。

その日の使用を開始する前です。毎月1回では、その間に壊れていても気づけません。

Q.

毎月1回以上の点検でよいのはどれか。

電気機械器具の充電部分に設ける囲い及び絶縁覆いです。据え付けられていて持ち歩くものではないためです。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定問題(午後の部)」「同 正答肢」
  • 労働安全衛生規則 第333条・第352条・第353条
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