令和6年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.49は、地中送電線路における管路の埋設に関する記述に該当する工法として、最も適当なものを選ぶ問題です。
この問題は、パイロット管という言葉が何を指すかを分かっているかを問うものです。細い管を先に通して道を作り、それを案内にして本管を押し込む工法です。
これが小口径推進工法です。
正解:選択肢4(小口径推進工法)
問題文の記述
操向性のあるパイロット管を発進坑から到達坑まで推進し、このパイロット管を先導管として圧入しながら推進する工法。
引っかけの核心は、選択肢が4つとも管を地中に通す工法で、どれも当てはまりそうに見えるところです。手がかりは「パイロット管」と「操向性」の2語です。
小口径推進工法では、まず先に細いパイロット管を発進坑から到達坑まで通します。この管には操向性があり、進む向きを調整できます。到達坑まで通ったら、そのパイロット管を案内にして本管を後ろから押し込みます。
先に通した細い管が道を決めているので、本管はその通りに進みます。中に人が入れない太さの管を、まっすぐ精度よく敷設できます。
| 工法 | やり方 |
|---|---|
| シールド工法 | シールドマシンで掘りながら、内側でセグメントを組み立ててトンネルを作る |
| セミシールド工法 | 先端の掘進機で掘り、後ろから管をジャッキで押していく |
| 刃口推進工法 | 管の先に付けた刃口の中で人力などで掘り、後ろから押す |
| 小口径推進工法 | 操向性のあるパイロット管を先に通し、それを先導管として本管を圧入する |
シールド工法との違いは、管を作る場所です。シールドは地中でセグメントを組み立てて管を作り上げます。推進工法は地上で作った管を、後ろから押して入れます。
刃口推進工法は、掘る仕事を人が行う古い方式です。管の中に入って先端で掘るので、人が入れる太さが要ります。小口径推進工法は人が入れない細い管に使うもので、そこが分かれ目です。
地中送電線路の管路は、道路の下を横断させることが多くあります。道路を掘り返さずに済むので、交通への影響を抑えられます。これらの工法が使われる理由です。
小口径推進工法でパイロット管を先に通すのはなぜか。
操向性のある細い管で先に道を決め、それを案内にして本管を押し込むためです。人が入れない太さでも精度よく敷設できます。
シールド工法と推進工法の違いは何か。
シールドは地中でセグメントを組み立てて管を作ります。推進工法は地上で作った管を後ろから押し込みます。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月