電気工事施工管理技士 独学ガイド|資格のT

  1. HOME
  2. 過去問
  3. > 令和5年度 1級 No.70 明り掘削の作業

令和5年度 1級電気工事施工管理技士 No.70を解説、支保工の点検は7日

令和5年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.70は、明り掘削の作業における労働者の危険を防止するための措置に関する記述として、「労働安全衛生法」上、誤っているものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、土止め支保工の点検の間隔を覚えているかを問うものです。7日を超えない期間ごとに点検します

14日では長すぎます。

正解:選択肢4(14日ごとに点検を行い)

各選択肢の正誤

選択肢 内容 解説
1 ガス導管が露出したのでつり防護 支えて守る。正しい
2 作業主任者が器具・工具を点検し不良品を除く 作業主任者の職務。正しい
3 砂からなる地山の手掘りでこう配35度 35度以下が基準。正しい
4 土止め支保工を14日ごとに点検 7日を超えない期間ごと。誤り

誤っているのは選択肢4です。

選択肢4のポイント(ここが答え)

引っかけの核心は、14日という値も規則のどこかにありそうな響きを持っているところです。土止め支保工については7日を超えない期間ごとと定められています。

点検するのは、次の3つです。

点検の対象 見るところ
部材の損傷・変形・腐食・変位・脱落 切りばりや腹起こしが傷んでいないか
切りばりの緊圧の度合 突っ張りが緩んでいないか
部材の接続部・取付け部・交さ部の状態 つなぎ目が外れかけていないか

土止め支保工は、掘った穴の壁が崩れるのを押さえている構造です。ここが外れれば、中で作業している人が生き埋めになります。

土は雨や振動で少しずつ動くので、日が経つほど支保工にかかる力が変わります。2週間も見ないでいると、緩みに気づくのが遅れます。

この間隔は2つの年度で確定しています。

出題 書かれた間隔 公表正答
平成30年度 1級 No.79 14日ごと 4。この肢が誤り
平成27年度 1級 No.79 14日ごと 同じ論点が選択肢に置かれている

平成30年度の選択肢4はこの令和5年度の選択肢4と同じ文で、そちらでも公表正答でした。

選択肢3のこう配は、地山の種類ごとに決まっています。

地山の種類 掘削面のこう配 備考
砂からなる地山 35度以下 または掘削面の高さ5m未満
発破等で崩壊しやすい地山 45度以下 または掘削面の高さ2m未満

砂は粒どうしのかみ合いが弱く、急な角度では崩れます。だから緩やかな35度以下にします。35度ちょうどは「以下」に含まれるので、選択肢3は正しい記述です。

選択肢1のつり防護は、掘削でガス導管が露出したときの措置です。土に支えられていた管が宙に浮くので、その重みで折れるおそれがあります。上から吊って支えます。

選択肢2は、地山の掘削作業主任者の職務です。

職務 内容
作業の方法を決め、直接指揮する その場で作業を見る
器具・工具を点検し不良品を取り除く 道具の不備で災害が起きないようにする
保護具の使用状況を監視する 墜落制止用器具や保護帽を着けているか見る

覚え方

  • 土止め支保工の点検は7日を超えない期間ごと。14日ではない
  • 砂からなる地山のこう配は35度以下
  • 作業主任者は方法を決め、道具を点検し、保護具を監視する

理解度チェック

Q.

土止め支保工の点検はどのくらいの間隔で行うか。

7日を超えない期間ごとです。部材の損傷や変位、切りばりの緊圧の度合、接続部の状態を見ます。

Q.

砂からなる地山を手掘りで掘削するときの掘削面のこう配は。

35度以下です。または掘削面の高さを5m未満にします。

電気工事施工管理技士 過去問解説 一覧へ

参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和5年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定問題(午後の部)」「同 正答肢」
  • 同「平成30年度 1級電気工事施工管理技術検定 学科試験問題」No.79、「同 正答肢」
  • 労働安全衛生規則 第373条(点検)、第356条(掘削面のこう配の基準)
T

無料・独学でまなぶ資格のT

T|運営・編集

電気工事施工管理技士の受検にむけて、過去問と用語を一次資料で確かめながら整理しています。

Topへ >>