平成30年度 地質調査技士 土壌・地下水汚染部門 No.17を解説、岩石の分類
平成30年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 No.17は、岩石の分類に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち最も不適当なものを1つ選びます。
この問題のポイント
岩石は、できかたで火成岩・堆積岩・変成岩の3つに分けます。それぞれがどうやってできるか、その説明が正しいかが問われます。
引っかけの核心は、変成岩のできかたです。変成岩は熱や圧力による変成作用でできるのに、選択肢2は「風化作用を受けた岩石」としています。
※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(最も不適当な記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 記述の要旨 | 正誤 |
|---|---|---|
| 1 | 岩石は成因に基づき、火成岩・堆積岩・変成岩に区分される | ○ |
| 2 | 変成岩は、既存の岩石が風化作用を受けた岩石である | ×(誤り) 正答。変成作用でできる |
| 3 | 火成岩は、マグマが固結した岩石である | ○ |
| 4 | 堆積岩は、堆積物が固結した岩石である | ○ |
選択肢1・3・4は、岩石の分類とできかたを正しく述べています。選択肢2だけが、変成岩のできかたを取り違えています。
選択肢2のポイント(ここが誤り)
変成岩は、既存の岩石が地下で高い熱や圧力(変成作用)を受けて、鉱物や組織が変わった岩石です。片麻岩や結晶片岩などがこれにあたります。
選択肢2は「既存の岩石が風化作用を受けた岩石」としていますが、変成岩をつくるのは風化作用ではなく変成作用(熱や圧力)です。
風化は地表で岩石が崩れていく作用で、変成岩のできかたとは違います。
「風化作用」が誤りです。
選択肢2は、岩石の分類の記述として最も不適当です。変成岩は熱や圧力(変成作用)でできる(風化作用ではない)と押さえます。
覚え方
- 火成岩=マグマが固結、堆積岩=堆積物が固結、変成岩=熱や圧力(変成作用)で変わった岩石
- 変成岩の例は片麻岩・結晶片岩など(しま模様が特徴)
- 「変成岩=風化作用」はできかたを取り違えた引っかけ
理解度チェック
問題:変成岩は、既存の岩石が風化作用を受けてできた岩石である。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
変成岩は熱や圧力(変成作用)でできます。風化作用ではありません。
問題:火成岩はマグマが固結した岩石、堆積岩は堆積物が固結した岩石である。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
火成岩はマグマ、堆積岩は堆積物からできます(選択肢3・4は正しい)。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「平成30年度 地質調査技士資格検定試験 土壌・地下水汚染部門 試験問題」
- 地学・地質の基礎(岩石は成因で火成岩・堆積岩・変成岩に区分。変成岩は既存の岩石が熱や圧力による変成作用を受けてできる)
※ 岩石の分類は、最新の地学・地質の一次資料で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月