令和元年度 地質調査技士 現場調査部門 No.10を解説、地質時代の区分
令和元年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 No.10は、地質時代に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち最も不適当なものを1つ選びます。
この問題のポイント
地質時代は、代→紀→世の順で細かく分かれます。
新生代は、古い順に古第三紀・新第三紀・第四紀の3つの紀に分かれます。
引っかけの核心は1点、新第三紀と古第三紀で、含まれる世が違うという点です。暁新世・始新世・漸新世を新第三紀に入れる記述は誤りです。
※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当な記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 記述 | 正誤 |
|---|---|---|
| 1 | 第四紀は、更新世と完新世に分かれる | ○(正しい) |
| 2 | 新生代は、古第三紀・新第三紀・第四紀に分かれる | ○(正しい) |
| 3 | 鮮新世は、新第三紀で最も新しい世である | ○(正しい) |
| 4 | 新第三紀は、古い順に暁新世・始新世・漸新世に分かれる | ×(誤り) それらは古第三紀の世 |
選択肢1・2・3は、第四紀・新生代・鮮新世の区分として正しい記述です。選択肢4が、新第三紀の世を取り違えた誤りの記述です。
選択肢4のポイント(ここが誤り)
暁新世・始新世・漸新世は、古第三紀の世です。
新第三紀に含まれるのは、古い順に中新世・鮮新世の2つです。
選択肢4は、古第三紀の世を新第三紀のものとした誤りの記述です。
ほかの選択肢が正しい理由も押さえます。
第四紀は、更新世と完新世に分かれます(選択肢1)。
新生代は、古い順に古第三紀・新第三紀・第四紀の3つの紀に分かれます(選択肢2)。
鮮新世は、新第三紀の中で中新世の次にくる最も新しい世です(選択肢3)。
選択肢4が、地質時代の記述として最も不適当です。新第三紀=中新世・鮮新世、古第三紀=暁新世・始新世・漸新世と押さえます。
覚え方
- 古第三紀=暁新世・始新世・漸新世/新第三紀=中新世・鮮新世/第四紀=更新世・完新世
- 暁新世・始新世・漸新世を「新第三紀」に入れるのは引っかけ
- 新生代は古い順に古第三紀→新第三紀→第四紀
理解度チェック
問題:新第三紀は、古い順に暁新世・始新世・漸新世に区分される。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
暁新世・始新世・漸新世は古第三紀の世です。新第三紀は中新世・鮮新世に分かれます。
問題:第四紀は、更新世と完新世に区分される。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
第四紀は更新世と完新世に分かれます。始まりは約258万年前です。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和元年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 試験問題」
- 地質時代の区分(代・紀・世)に関する一般知識(層序学)/日本第四紀学会・日本地質学会 国際年代層序表
※ 地質時代の区分は、最新の資料・年代層序表で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月