ゼロから学ぶ土木施工管理|資格のT

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安全管理の経験記述は何を書く?

けんせつる

けんせつる

安全管理って書きやすそうだけど、何を書けばいいの?

「誘導員を配置した」じゃダメなの?

この記事の要点

求められるのは現場状況 → 技術的課題 → 検討した項目 → 対応処置と評価という流れです。

そして交通誘導員の配置だけを書いた記述は対象外と、設問に明記されています。

安全管理は最も多く出るテーマです。ただし「何を書いてもよい」わけではなく、設問が求める要素は決まっています。

安全管理はいつ出たか

令和4〜7年度で見ると、1級・2級とも繰り返し指定されています。

年度・級 位置づけ
令和4年度・1級 設問2(唯一の記述テーマ)
令和5年度・2級 工程管理とどちらかを選ぶ
令和6年度・1級 設問1(設問2は施工計画)
令和7年度・2級 設問1(設問2は工程管理)

設問が求めている4つの中身

設問文をそのまま並べると、書く順番が見えます。

安全管理の経験記述で書く順番 現場状況 具体的に 技術的課題 特に留意した点 検討した項目 解決のために 対応処置 と その評価 設問文が並べている順番 評価まで書いて1つの解答。処置で止めない
令和4〜7年度の設問文による。年度によって、この4つが3つの欄に分かれるか2つの欄にまとまるかが違います。

年度による欄の分かれ方は次のとおりです。

年度 解答欄の分かれ方
令和4年度・1級 ⑴現場状況と技術的課題/⑵検討した項目と検討理由・検討内容/⑶対応処置とその評価
令和6年度・1級 ⑴現場状況と技術的課題と検討した項目/⑵その検討項目の対応処置と評価
令和7年度・2級 ⑴現場状況と技術的課題/⑵課題を解決するために検討した項目とその対応処置

欄の数は変わっても、書く中身は4つのままです。まとまった年度では、1つの欄に2要素を詰めます。

交通誘導員の配置だけでは対象外

安全管理の年度には、必ずこの但し書きが付きます。

「安全管理については、交通誘導員の配置のみに関する記述は除く」

誘導員を置いた、という話だけで終わると、技術的課題を解いたことになりません。土工・仮設・機械・墜落・埋設物といった、工事そのものの危険に対して何を検討したかが要ります。

混同しやすい用語

「対応処置」と「その評価」は別のもの

設問は対応処置とその評価を求めています。何をしたか(処置)で書き終えると、評価が抜けます。

評価とは、その処置で課題が解決したか、どう確かめたか、という結果の見立てです。処置と評価は続けて書く形になります。

2級の令和5年度だけは選べた

2級の令和5年度は、現場で工夫した安全管理か、現場で工夫した工程管理のどちらかを選ぶ形でした。

令和6年度からは2つのテーマを両方書く形になり、選べなくなっています。

理解度チェック

問題:安全管理の経験記述で、交通誘導員の配置について書けばテーマに沿った解答になる。

〇か×か。

答え:×

設問に「交通誘導員の配置のみに関する記述は除く」と明記されています。

問題:設問は「対応処置」までを求めており、評価は書かなくてよい。

〇か×か。

答え:×

「対応処置とその評価」が求められています。処置で止めると要素が1つ欠けます。

問題:令和6年度の1級では、現場状況・技術的課題・検討した項目を1つの欄にまとめて書く。

〇か×か。

答え:

⑴で現場状況・課題・検討した項目、⑵でその対応処置と評価という分かれ方です。

まとめ

安全管理で書くのは現場状況 → 技術的課題 → 検討した項目 → 対応処置と評価の4つです。

年度によって欄が3つに分かれたり2つにまとまったりしますが、中身の4要素は変わりません

交通誘導員の配置だけの記述は対象外です。工事そのものの危険に向き合った内容にします。

経験記述の出題テーマ 年度別の一覧

1級 第二次検定の構成(11問題)

参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和4年度・令和6年度 1級土木施工管理技術検定 第二次検定 試験問題」
  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和5年度・令和7年度 2級土木施工管理技術検定 第二次検定(種別:土木)試験問題」
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