令和4年度(2022年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.35は、建設業法に定められている主任技術者及び監理技術者の職務に関する問題です。4つの記述のうち、誤っているものを1つ選びます。
主任技術者・監理技術者の職務は、技術上の管理と指導に限られています。
問われるのは、契約や代金にかかわる事務が職務に含まれるかどうかです。
引っかけは、技術上の職務の中に契約事務を紛れ込ませる形で作られています。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| ⑴ 当該建設工事の施工計画の作成を行わなければならない | ○(正しい) | 技術上の管理の出発点 |
| ⑵ 当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督を行わなければならない | ○(正しい) | 現場の作業員への技術上の指導 |
| ⑶ 当該建設工事の工程管理を行わなければならない | ○(正しい) | 工程・品質・安全の施工管理 |
| ⑷ 当該建設工事の下請代金の見積書の作成を行わなければならない | ×(誤り) | 下請代金の見積書の作成は契約にかかわる事務で、技術者の職務ではない |
建設業法は、主任技術者・監理技術者の職務を、施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理と、施工に従事する者の技術上の指導監督と定めています。
いずれも、工事の中身を技術の面から成り立たせるための職務です。
下請代金の見積書の作成は契約にかかわる事務であり、主任技術者・監理技術者の職務ではありません。
契約や代金の事務は、営業所の専任技術者や経営側が受け持つ領域で、現場の技術者の職務とは切り分けられています。
⑴⑵⑶の施工計画の作成、技術上の指導監督、工程管理は、いずれも正しい記述です。
この問題に出た項目を、職務か否かで分けると次のとおりです。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 職務にあたる | 施工計画の作成 |
| 職務にあたる | 工程管理・品質管理その他の技術上の管理 |
| 職務にあたる | 施工に従事する者の技術上の指導監督 |
| 職務にあたらない | 下請代金の見積書の作成(契約にかかわる事務) |
技術上の管理と指導監督が職務の範囲で、契約事務は外れます。
問題:主任技術者は、当該建設工事の下請代金の見積書の作成を行わなければならない。
〇か×か。
答え:×
契約にかかわる事務であり、技術者の職務ではありません。
問題:主任技術者は、施工に従事する者の技術上の指導監督を行わなければならない。
〇か×か。
答え:〇
技術上の指導監督は職務に含まれます。
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出典・参考資料
※ 問題文は転載していません。職務の範囲は最新の法令で確認してください。
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