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令和4年度(後期)2級土木施工管理技士 No.38を解説、建築基準法

令和4年度(2022年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.38は、建築基準法に関する問題です。4つの記述のうち、誤っているものを1つ選びます。

この問題のポイント

この問題は2つの数値と2つの用語でできています。

問われるのは、敷地が道路に何メートル接しなければならないかです。

引っかけは、道路の幅員の数値と接道の数値を取り違えさせる形で作られています。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
⑴ 道路とは、原則として、幅員4m以上のものをいう○(正しい)道路の幅員は4m以上
⑵ 建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合を容積率という○(正しい)容積率は延べ面積で計算する
⑶ 建築物の敷地は、原則として道路に1m以上接しなければならない×(誤り)接道義務は2m以上。1mでは足りない
⑷ 建築物の建築面積の敷地面積に対する割合を建蔽率という○(正しい)建蔽率は建築面積で計算する

選択肢3のポイント(ここが誤り)

接道義務は、災害時の避難や消防活動を確保するために定められています。

敷地が道路に接する長さが短いと、人も消防車も入れません。

建築物の敷地は、原則として道路に2m以上接しなければなりません。「1m以上」とする⑶は誤りです

道路の幅員の4mと、接道の2m。数値が2つ出てくるため、どちらの数値かを取り違えないようにします。

⑴の道路の幅員、⑵の容積率、⑷の建蔽率は、いずれも正しい記述です。

容積率と建蔽率の違い

2つの率は分子が違うだけです。

用語計算
容積率建築物の延べ面積 ÷ 敷地面積
建蔽率建築物の建築面積 ÷ 敷地面積
接道義務敷地は道路に2m以上接する
道路の幅員原則として4m以上

延べ面積は各階の床面積の合計、建築面積は建物を真上から見た面積です。

覚え方

  • 建築物の敷地は道路に2m以上接する。1mは誤り
  • 建築基準法上の道路は原則として幅員4m以上
  • 容積率=延べ面積/敷地面積
  • 建蔽率=建築面積/敷地面積

理解度チェック

問題:建築物の敷地は、原則として道路に1m以上接しなければならない。

〇か×か。

答え:×

2m以上です。道路の幅員4mと取り違えないようにします。

問題:建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合を容積率という。

〇か×か。

答え:

建築面積を使うのは建蔽率です。

令和4年度(後期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和4年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期・種別:土木) 問題・正答肢」
  • 接道義務:川崎市「接道義務について(建築基準法第43条の規定による敷地等と道路の関係)」
    https://www.city.kawasaki.jp/500/page/0000071764.html (2026年7月29日確認)「建築物の敷地は、建築基準法上の道路に2m以上接しなければならないと定められています」
  • 名古屋市「接道許可(建築基準法第43条)」
    https://www.city.nagoya.jp/jigyou/toshikeikaku/1018015/1018021/1018056/1018062.html (2026年7月29日確認)「建築物の敷地は、建築基準法の道路(自動車専用道路等は除きます。)に2メートル以上接しなければならない」

※ 問題文は転載していません。法令は改正されることがあります。最新の条文で確認してください。

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