令和4年度(2022年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.13は、鋼道路橋の架設工法に関する問題です。市街地や平坦地で桁下空間が使用できる現場において一般に用いられる工法として、最も適当なものを1つ選びます。
架設工法は、桁下の空間が使えるかどうかで選び分けます。
問われるのは、桁下が使える平坦地でどの工法を選ぶかです。
引っかけは、桁下が使えない現場向けの工法を並べる形で作られています。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(最も適当な工法)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| ⑴ ケーブルクレーンによる直吊り工法 | ×(適当でない) | 深い谷や河川で桁下が使えない現場の工法。平坦地では過大な設備になる |
| ⑵ 全面支柱式支保工架設工法 | ×(適当でない) | 桁下全面に支保工を組む工法で、交通の支障が大きい |
| ⑶ 手延べ桁による押し出し工法 | ×(適当でない) | 桁下が使えない現場で後方から送り出す工法 |
| ⑷ クレーン車によるベント式架設工法 | ○(適当) | 桁下にベント(仮支柱)を立て、クレーン車で架設する |
ベント式架設工法は、桁を架ける位置の下に仮の支柱であるベントを立て、その上に部材を載せながら組み立てていく工法です。
ベントを立てるにもクレーン車を据えるにも、桁下に平らな作業スペースが要ります。
桁下空間が使用できる市街地や平坦地では、クレーン車によるベント式架設工法が一般に用いられます。
⑴のケーブルクレーンによる直吊り工法と⑶の押し出し工法は、深い谷や河川など桁下が使えない現場のための工法です。
⑵の全面支柱式支保工は桁下を全面的にふさぐため、交通のある市街地には向きません。
この問題に出た工法を、桁下が使えるかで分けると次のとおりです。
| 工法 | 桁下空間 | 向く現場 |
|---|---|---|
| ベント式架設工法 | 使える | 市街地、平坦地 |
| 全面支柱式支保工架設工法 | 使える(全面をふさぐ) | 交通の支障が少ない現場 |
| ケーブルクレーンによる直吊り工法 | 使えない | 深い谷、河川 |
| 手延べ桁による押し出し工法 | 使えない | 桁下が河川・鉄道等でふさがる現場 |
桁下が使えるならベント式、使えないなら吊るか送り出すかで分かれます。
問題:桁下空間が使用できる平坦地では、ケーブルクレーンによる直吊り工法が一般に用いられる。
〇か×か。
答え:×
直吊り工法は桁下が使えない深い谷や河川向きです。
問題:ベント式架設工法は、桁下に仮支柱を立てて架設する工法である。
〇か×か。
答え:〇
桁下に平らな作業スペースが必要になります。
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出典・参考資料
※ 問題文は転載していません。工法の選定条件は標準的な内容で、最新の示方書で確認してください。
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