令和7年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問1は、熱中症の発症や予防に関係する用語を選ぶ問題です。4つの用語のうち、適当でないものを1つ選びます。この問は必須問題です。
誤りは選択肢2です。1つだけ分野が違います。
キャビテーションは、ポンプまわりで出てくる用語です。熱中症とは関わりがありません。
残る3つは、暑さの測り方や体の状態を指します。暑さ指数は環境の指標、暑熱順化は体の慣れ、身体作業強度は作業の重さを表します。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢2
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(関係する) | 暑さ指数。1級でも熱中症患者発生率との関係が問われています |
| 2 | ×(適当でない) | キャビテーション。ポンプの現象です |
| 3 | ○(関係する) | 暑熱順化。暑さへの体の慣れです |
| 4 | ○(関係する) | 身体作業強度。作業の重さを表します |
キャビテーションが出てくる場所は、過去問の並びから分かります。
過去問索引で「キャビテーション」を引いた結果(9問)
1級 問題A No.4(令和2年度・令和4年度)、No.29(令和7年度)、No.38(令和元年度)、No.40(平成18年度・平成27年度)/1級 問題B No.17(平成30年度)/2級 No.37(令和8年度前期)/2級 No.1(令和7年度後期=この問)
この問を除くと、すべて設備側の問題番号に並んでいます。1級の問題A No.4は機械工学、No.29は給水設備の区分です。
熱中症を扱う問題番号は、試験のいちばん前に置かれます。1級では問題A No.1、2級ではこの問1です。
令和7年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.1】の設問(公表正答は(2))
「下図に示すグラフにおいて、暑さ指数(WBGT)と熱中症患者発生率の関係を表したものとして、適当なものはどれか。」
暑さ指数は、1級で熱中症患者発生率との関係を問われています。選択肢1が熱中症に関係する用語であることは、ここから分かります。
熱中症の対策そのものは、法令にも定めがあります。
労働安全衛生規則 第六百十二条の二(熱中症を生ずるおそれのある作業)第1項
「事業者は、暑熱な場所において連続して行われる作業等熱中症を生ずるおそれのある作業を行うときは、あらかじめ、当該作業に従事する作業従事者が熱中症の自覚症状を有する場合又は当該作業に従事する作業従事者に熱中症が生じた疑いがあることを当該作業に従事する他の作業従事者が発見した場合にその旨の報告をさせる体制を整備し、当該作業に従事する作業従事者に対し、当該体制を周知させなければならない。」
ただし、この規則に「暑さ指数」という語は出てきません。条文が定めているのは報告体制と手順で、指標の名前ではありません。
温熱環境の指標はcloとmetは何の単位か?温熱環境の指標の読み分けで扱っています。
キャビテーションは、熱中症に関係する用語か。
関係しません。ポンプまわりで出てくる用語です。令和7年度2級(後期)問1は、これを適当でないものとしています。
暑さ指数(WBGT)は、1級ではどう問われているか。
令和7年度の1級 問題A No.1で、暑さ指数と熱中症患者発生率の関係を表したグラフを選ぶ形で問われています。同年度の公表正答は選択肢2です。
熱中症について、労働安全衛生規則はどんな定めを置いているか。
第612条の2が、熱中症を生ずるおそれのある作業について、自覚症状や疑いを報告させる体制の整備と周知、および症状の悪化を防止する措置の内容と手順を定めて周知することを求めています。
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熱中症に関する法令は2025年に改正されています。ここでの引用は2026年8月時点でe-Gov法令検索から取得した条文によるものです。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月