令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.24は、合成樹脂管工事について「電気設備の技術基準とその解釈」上で誤っているものを選ぶ問題です。4つの選択肢のうち3つは解釈第158条の条文そのままです。
この問題は、合成樹脂管の中でもCD管だけ扱いが違うことを知っているかを問うものです。CD管は、解釈のなかで施設方法が別に定められています。
引っかけの核心は、選択肢4が「乾燥した場所において露出配管で施設できる」と書いていることです。解釈が認めている施設方法は2つだけで、露出配管はそこに入っていません。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(誤っているもの)
| 選択肢 | 正誤 | 根拠(解釈第158条) | 解説 |
|---|---|---|---|
| 1 | 正しい | 第3項第八号 | 「合成樹脂製可とう管相互、CD管相互…は、直接接続しないこと」 |
| 2 | 正しい | 第1項第三号 | 「合成樹脂管内では、電線に接続点を設けないこと」 |
| 3 | 正しい | 第3項第四号 | 「湿気の多い場所又は水気のある場所に施設する場合は、防湿装置を施すこと」 |
| 4 | 誤り | 第3項第七号 | CD管の施設方法はコンクリート埋込みと専用の管・ダクトに収めるの2つだけ |
誤っているのは選択肢4です。
解釈第158条は、CD管の施設方法を次の2つに限っています。
電気設備の技術基準の解釈 第158条第3項第七号
CD管は、次のいずれかにより施設すること。
イ 直接コンクリートに埋め込んで施設すること。
ロ 専用の不燃性又は自消性のある難燃性の管又はダクトに収めて施設すること。
「乾燥した場所であれば露出でよい」という書きぶりはありません。場所の乾湿は関係なく、CD管はむき出しにできないのがこの条の内容です。
理由は条文のロの書き方に表れています。CD管を収める先として求められているのが「不燃性又は自消性のある難燃性の管又はダクト」である以上、CD管自身にはその性質が無いということです。燃え広がるおそれのある管なので、コンクリートの中に埋めるか、燃えない管の中に入れるかのどちらかにして、そのままでは露出させない形にしています。
選択肢1の「直接接続しない」も同じ第158条第3項第八号にあり、可とう管どうし・CD管どうし・可とう管とCD管の3通りすべてが対象です。接続にはカップリングなどの附属品を使うと押さえます。
CD管を露出配管で施設できるか。
できません。直接コンクリートに埋め込むか、専用の不燃性又は自消性のある難燃性の管・ダクトに収めるかのどちらかです(解釈第158条第3項第七号)。
合成樹脂製可とう管どうしをつなぐときの決まりは。
直接接続してはいけません(解釈第158条第3項第八号)。カップリングなどの附属品を使って接続します。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月