令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.3は、図に示す回路で抵抗30Ωを流れる電流I3を求める問題です。100Vの電源に8Ωが直列につながり、その先に20Ωと30Ωが並列で入っています。4つの選択肢の中から正しい値を選びます。
この問題は、直列と並列が混ざった回路を1つずつほどいていく計算問題です。電池の内部抵抗は無視するという条件がついています。
核心はいきなり30Ωを見ないことで、並列部をまとめて全体の電流を出し、その電流から並列部にかかる電圧を求める順に進めます。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(2 A)
| 選択肢 | 値 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 1 A | 並列部の電圧を求め違えると出る値 |
| 2 | 2 A | 60V÷30Ω=2。並列部にかかる電圧から求めた値で正しい |
| 3 | 3 A | 20Ωを流れるI2のほう |
| 4 | 5 A | 電源から出る全体の電流I1のほう |
選択肢3と4は、この回路に実際に流れている別の電流です。
まず並列部をまとめます。20Ωと30Ωの並列なので、20×30÷(20+30)=600÷50=12Ωです。
これで回路は8Ωと12Ωの直列になり、全体の抵抗は8+12=20Ωです。電源が100Vなので、流れる電流I1は100÷20=5Aとなります。
この5Aが12Ωの並列部を通るので、並列部にかかる電圧は5×12=60Vです。20Ωにも30Ωにも同じ60Vがかかるため、求めるI3は60÷30=2Aになります。
検算しておきます。I2=60÷20=3Aで、I2+I3=3+2=5A。全体の電流5Aと一致するので、計算は合っています。並列は電圧が同じ、分かれた電流の和はもとの電流という2点で確かめられます。
20Ωと30Ωを並列にしたときの合成抵抗はいくらか。
12Ωです。2つの並列は積÷和で求められ、20×30÷(20+30)=600÷50=12となります。
この回路で20Ωを流れる電流はいくらか。
3Aです。並列部にかかる電圧が60Vなので、60÷20=3Aになります。30Ω側の2Aと足すと、全体の5Aに一致します。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月