令和8年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.4は、極数が4極の三相回転界磁形同期発電機において、周波数を50Hzとする場合の回転速度を求める問題です。4つの選択肢の中から正しい値を選びます。
この問題は、同期速度の式を覚えているかを問う計算問題です。与えられているのは極数4と周波数50Hzの2つだけです。
核心は極数で割ることで、極対数と取り違えると答えが2倍ずれます。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(1,500 min-1)
| 選択肢 | 値 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 1,500 | 120×50÷4=1,500。式どおりで正しい |
| 2 | 1,800 | 4極で60Hzのときの値。周波数を取り違えると出る |
| 3 | 3,000 | 2極で50Hzのときの値。極数を取り違えると出る |
| 4 | 3,600 | 2極で60Hzのときの値 |
4つとも実在する同期速度で、極数と周波数の組合せが違うだけです。
同期速度Nsは、周波数f〔Hz〕と極数pから次の式で求めます。
Ns = 120 f ÷ p〔min-1〕
与えられた値を入れます。Ns = 120 × 50 ÷ 4 = 6000 ÷ 4 = 1,500 となり、答えは1,500min-1です。
120という数は、1分が60秒であることと、極数が2で1回転ぶんにあたることから出ています。極数4を極対数2と取り違えて割ると3,000となり、選択肢3に落ちます。式の分母は極数そのものと押さえます。
覚え方としては、50Hzで2極なら3,000を基準に、極数が2倍になれば速度は半分と考えると早いです。4極なら1,500、6極なら1,000という並びになります。
同期速度はどう求めるか。
120×周波数÷極数です。極対数ではなく極数で割ります。4極・50Hzなら120×50÷4=1,500min-1になります。
同じ4極の発電機を60Hzで運転すると回転速度はいくらか。
1,800min-1です。120×60÷4で求まります。同期速度は周波数に比例します。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月