令和7年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.48は、金属管配線について、「内線規程」上で誤っているものを選ぶ問題です。単相3線式の電線・プルボックス・水気のある場所・隔壁の接地工事の4点が並びます。
この問題は、隔壁に施す接地工事がC種かD種かを問うものです。似た規定が2つあり、どちらを聞かれているかで答えが変わります。
引っかけの核心は、この設問が「内線規程」上でと指定している点です。同じ論点でも、規程が違えば答えが違います。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(誤っているもの)
> この論点をやさしく解説:金属管配線とは?施工で確認する項目と接地工事の種別を整理
> この論点をやさしく解説:接地工事の種別とは?A種・B種・C種・D種を施す箇所を整理
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 正しい | 単相3線式は3本を同一の管に収める |
| 2 | 正しい | こう長30m超でプルボックスを設ける |
| 3 | 正しい | 水気のある場所でも絶縁電線を使用する |
| 4 | 誤り | 隔壁はC種接地工事。D種ではない |
誤っているのは選択肢4です。
同じ論点が、C種とD種の両方の書き方で過去に出ています。並べると、どちらが正しいかがはっきりします。
令和1年度(前期)2級 学科試験 No.42 選択肢4(正答は選択肢4)
強電流回路の電線と弱電流回路の電線を同一ボックスに収めるので,金属製の隔壁にD種接地工事を施した。
令和4年度(前期)2級 第一次検定 No.50 選択肢4(正しい肢/正答は選択肢1)
強電流回路の電線と弱電流回路の電線を同一ボックスに収めるので,金属製の隔壁を施設し,その隔壁にC種接地工事を施した。
令和1年度ではD種と書いた肢が不適当とされ、令和4年度ではC種と書いた肢が正しい肢として残りました。どちらも「内線規程」上の設問です。内線規程ではC種接地工事が正しく、D種は誤りだと2年分で確定します。
令和7年度の選択肢4はD種と書いてあるので、誤りです。
この設問は、C種とD種の1文字を入れ替えるだけで正誤が変わります。設問文が「内線規程」上と指定していることを見落とさないようにします。
残る3つを見ておきます。
強電流回路と弱電流回路の電線を同一ボックスに収めるとき、隔壁に施す接地工事は。
内線規程上はC種接地工事です。D種と書かれていれば誤りになります。
単相3線式の3本の電線を同一の金属管に収めるのはなぜか。
電流が互いに打ち消し合うようにするためです。分けて通すと管に渦電流が流れて発熱します。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月