令和7年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.32は、「ある点の基準面からの標高や、土地の高低差を求める測量である。」に該当する測量方法を選ぶ問題です。距離測量・水準測量・平板測量・トラバース測量の4つが並びます。
この問題は、測量の種類を何を測るかで分けられるかを問うものです。長さか、高さか、平面の位置かで分かれます。
記述にある「標高」「高低差」が手がかりです。どちらも高さの言葉なので、高さを測る測量が答えになります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(最も適当なもの)
| 選択肢 | 記述との対応 | 何を測るか |
|---|---|---|
| 1 | 該当しない | 距離測量は2点間の長さを測る |
| 2 | 該当する | 水準測量は標高と高低差を測る |
| 3 | 該当しない | 平板測量は現地で図面を描く |
| 4 | 該当しない | トラバース測量は平面の位置を求める |
最も適当なのは選択肢2です。
水準測量とトラバース測量が別ものであることは、過去に「関係のないもの」を選ぶ形で出ています。
平成29年度(後期)2級 学科試験 No.35(正答は選択肢4)
水準測量に関する用語として,関係のないものはどれか。
1.基準面 2.レベル 3.ベンチマーク 4.トラバース点
関係がないとされたのは選択肢4のトラバース点で、基準面・レベル・ベンチマークは水準測量の用語として残りました。令和7年度の記述にある「基準面」も、この年に水準測量の用語として認められています。
水準測量で使う3つの言葉は、そのまま測量の中身を表しています。
やり方は、レベルを据えて、既知点に立てた標尺と未知点に立てた標尺を読み、その差から高低差を出すというものです。既知点の読みを後視、未知点の読みを前視といいます。
ほかの3つは測る対象が違います。
| 測量 | 測る対象 |
|---|---|
| 水準測量 | 高さ(標高・高低差) |
| 距離測量 | 2点間の長さ |
| トラバース測量 | 折れ線をたどって各点の平面位置を求める |
| 平板測量 | 現地で平板とアリダードを使い、その場で図面を描く |
高さの言葉が出たら水準測量、位置の言葉なら別の測量と分ければ、この設問は迷いません。令和4年度(後期)No.33 では、水準測量に関係のない器具としてアリダードが出ました。アリダードは平板測量の器具です。
ある点の基準面からの標高を求める測量は何か。
水準測量です。レベルと標尺を使い、標高が分かっている水準点を起点に高低差を測ります。
水準測量に関係のない用語・器具を挙げよ。
トラバース点とアリダードです。トラバース点は平面位置を求める測量の点、アリダードは平板測量の器具です。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月