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令和7年度(前期)2級電気工事施工管理技士 No.9を解説、小型軽量が持ち味

令和7年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.9は、リチウムイオン二次電池の特徴について、最も不適当なものを選ぶ問題です。小型・軽量化・急速充電・膨張や破裂の危険・充放電の回数の4点が並びます。

この問題のポイント

この問題は、リチウムイオン電池が何のために普及したかを思い出せば解けます。携帯機器や電気自動車に使われている理由がそのまま答えになります。

引っかけの核心は、選択肢1が「困難である」と否定形で書かれている点です。この電池がいちばん得意にしていることを、できないと言っています。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(最も不適当なもの)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 誤り 小型・軽量化はこの電池の持ち味。困難ではない
2 正しい 急速充電ができる
3 正しい 内部圧力の上昇で膨張・破裂・発火の危険がある
4 正しい 繰り返し充放電できる回数が多い

最も不適当なのは選択肢1です。

選択肢1のポイント(ここが答え)

リチウムイオン二次電池は、同じ容量を小さく軽く作れることを買われて広まりました。携帯電話やノートパソコン、電気自動車に載っているのはそのためです。選択肢1はこれを真逆に書いています。

残る3つは、その持ち味と裏表の関係にあります。

  • 急速充電ができる(選択肢2) 短い時間で大きな電流を受け入れられる
  • 繰り返し使える回数が多い(選択肢4) 充放電を重ねても容量が落ちにくい
  • 膨張・破裂・発火の危険がある(選択肢3) 小さな体積に大きなエネルギーを詰めているぶん、異常時に出るエネルギーも大きい

選択肢3が短所として並んでいることが、選択肢1を見抜く手がかりになります。小さく軽く作れないのなら、内部圧力が上がって破裂するほどのエネルギーも詰まっていないはずです。4つの肢が互いに矛盾していないかを見ると、否定形の1つが浮きます。

この危険があるため、実際の製品には保護回路が組み込まれ、過充電・過放電・過電流を監視しています。電池そのものの性能ではなく、周辺の制御まで含めて1つの装置になっている点が、鉛蓄電池などとの違いです。

覚え方

  • リチウムイオン電池は小型・軽量にできるのが持ち味
  • 急速充電ができ、繰り返し使える回数も多い
  • そのぶん異常時のエネルギーが大きく、膨張・破裂・発火の危険がある

理解度チェック

Q.

リチウムイオン二次電池が携帯機器や電気自動車に使われるのはなぜか。

同じ容量を小さく軽く作れるからです。急速充電ができ、繰り返し使える回数が多いことも理由です。

Q.

リチウムイオン二次電池の危険性は何か。

内部圧力の上昇による膨張・破裂・発火です。小さな体積に大きなエネルギーを詰めているため、異常時の影響が大きくなります。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」「同 正答肢」
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