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令和7年度(後期)2級電気工事施工管理技士 No.30を解説、匂う部屋は負圧

令和7年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.30は、換気設備に関する記述として、最も不適当なものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、どの部屋を負圧にするかを分かっているかを問うものです。決め手はその部屋から他室へ出ていってほしくないものがあるかです。

臭気・熱・湿気が出る部屋は、外へ漏らさないように負圧にします。

正解:選択肢2(厨房を正圧にする)

各選択肢の正誤

選択肢 内容 解説
1 便所は負圧 臭気を他室へ出さない。適当
2 厨房は正圧 厨房も負圧にする。不適当
3 シャワー室は第3種換気 機械排気と自然給気。湿気を出さない。適当
4 電気室は第1種換気 機械給気と機械排気。放熱量に応じて確実に。適当

最も不適当なのは選択肢2です。

選択肢2のポイント(ここが答え)

換気方式は、給気と排気のどちらを機械で行うかで3つに分かれます。

方式 給気/排気 室内の圧力
第1種 機械/機械 正圧にも負圧にもできる
第2種 機械/自然 正圧(外から入れない)
第3種 自然/機械 負圧(中から出さない)

厨房は、調理の臭気・熱・油煙・湿気が出る部屋です。これらが客席や事務室へ流れていくと困るので、排気を給気より多くして負圧に保ちます

燃焼空気は給気口から取り入れますが、それは給気量を確保するという話であって、正圧にするという話ではありません。給気が足りなければ燃焼が不完全になるので、必要な量は入れる。ただし排気のほうを多くして、部屋全体としては負圧にします。

この「燃焼空気を確保するために正圧にする」という言い回しは、繰り返し誤りの肢として出ています。

平成29年度 2級 学科試験(後期)No.33(正答は選択肢1)

1.厨房は、燃焼空気を確保するために正圧にする。

令和3年度 2級 第一次検定(前期)No.32(正答は選択肢3)

3.厨房は、燃焼空気を確保するために正圧を保つ。

どちらの年度も、この肢が誤りとして選ばれています。令和7年度後期を含めると3回目です。

選択肢1の便所も同じ考え方で、臭気を出さないために負圧にします。選択肢3のシャワー室は湿気を出さないために第3種換気で負圧にします。便所・厨房・シャワー室は「出さない」側とまとめて覚えられます。

選択肢4の電気室は、機器の放熱を確実に外へ出す必要があるので、給気も排気も機械で行う第1種換気にします。

覚え方

  • 便所・厨房・シャワー室は負圧。臭気・熱・湿気を他室へ出さない
  • 第2種は正圧、第3種は負圧。機械でやるほうが勝つ
  • 「厨房は燃焼空気のために正圧」は誤りの定番。過去に3回出ている

理解度チェック

Q.

厨房を負圧にするのはなぜか。

調理で出る臭気・熱・油煙・湿気を、客席や他室へ流さないためです。

Q.

第2種換気と第3種換気では、室内はそれぞれどうなるか。

第2種は機械給気なので正圧、第3種は機械排気なので負圧になります。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度 2級電気工事施工管理技術検定 学科試験(後期)問題」No.33「同 正答肢」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和3年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)問題」No.32「同 正答肢」
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