令和7年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.31は、図に示す山留め(土留め)支保工のうち、アとイの名称の組合せとして適当なものを選ぶ問題です。
この問題は、支保工の部材を向きで見分けられるかを問うものです。名前はどの向きに入っているかで決まります。
壁に沿って横に走るのか、掘削面を横切るのか、隅に斜めに入るのか。この3つを分ければ答えが出ます。
※ 問題の図そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(ア=切梁、イ=火打ち梁)
| 選択肢 | ア | イ | 解説 |
|---|---|---|---|
| 1 | 腹起し | 中間杭 | どちらも当てはまらない |
| 2 | 腹起し | 火打ち梁 | イは合うが、アが違う |
| 3 | 切梁 | 中間杭 | アは合うが、イが違う |
| 4 | 切梁 | 火打ち梁 | どちらも合う |
適当なのは選択肢4です。
山留め支保工は、掘った穴の壁が崩れてこないように内側から支える骨組みです。部材は向きごとに名前が決まっています。
| 部材 | どこに、どの向きで入るか |
|---|---|
| 腹起し | 壁(矢板)に沿って水平に走る。土の圧力を受け止めて切梁へ渡す |
| 切梁 | 掘削面を横切って、向かい合う腹起し同士を突っ張る |
| 火打ち梁 | 隅に斜めに入れる。腹起しと切梁の交点を補強する |
| 中間杭 | 鉛直に立てる。長い切梁が座屈しないように途中で支える |
アは掘削した空間を横切っている材なので切梁、イは隅に斜めに入っている材なので火打ち梁です。
選択肢1と3にある中間杭は、切梁のように水平ではなく縦に立つ杭です。図で斜めや水平に見えている材は中間杭ではありません。向きが違うので、これで1と3が消えます。
選択肢2の腹起しは、矢板にぴったり沿って走ります。アは壁から離れて空間を横切っているので、腹起しではありません。
火打ち梁が隅に入るのは、隅の部分には切梁を通しにくいためです。四隅を斜めに突っ張ることで、切梁の本数を減らしながら壁を支えられます。
腹起しと切梁はどう違うか。
腹起しは壁に沿って水平に走り、切梁は掘削面を横切って向かい合う腹起し同士を突っ張ります。
中間杭は何のために設けるか。
長い切梁が座屈しないよう、途中で鉛直に支えるためです。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月