令和7年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.25は、自動火災報知設備のP型2級受信機(複数回線)について、消防法上、誤っているものを選ぶ問題です。
この問題は、P型1級とP型2級で何が違うかを分かっているかを問うものです。2級は小さい建物向けに機能を減らしたものです。
減らされている機能を、あたかも2級にも要るかのように書いた肢が誤りになります。
正解:選択肢2(導通試験装置による試験機能)
> この論点をやさしく解説:P型2級受信機とは?1級から準用される規定と外れる規定を整理
| 選択肢 | 内容 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 予備電源は密閉型蓄電池 | 受信機に共通の要件。正しい |
| 2 | 導通試験装置 | P型1級に要るもの。2級には不要。誤り |
| 3 | 火災表示試験装置 | 2級にも要る。正しい |
| 4 | 電話連絡装置は不要 | 2級には求められない。正しい |
誤っているのは選択肢2です。
P型受信機は、火災信号を共通の信号として受けるタイプです。1級と2級があり、2級は接続できる回線数が5回線までに限られます。
回線が少ないぶん、1級に求められる機能のうちいくつかが2級では不要になっています。
| 機能 | P型1級 | P型2級 |
|---|---|---|
| 火災表示試験装置 | 要る | 要る |
| 導通試験装置 | 要る | 不要 |
| 発信機との電話連絡装置 | 要る | 不要 |
| 予備電源(密閉型蓄電池) | 要る | 要る |
導通試験装置は、感知器までの配線が切れていないかを受信機側から確かめる仕組みです。回線が多いと、どの回線が断線しているかを1本ずつ見て回るのは大変なので、1級には求められます。
2級は最大5回線なので、回線ごとに見て回れる規模とみなされ、導通試験装置は求められません。選択肢4の電話連絡装置が不要とされているのも同じ理由です。
ここで選択肢4が「設けなくてもよい」と書かれているのが手がかりになります。同じ問題の中に、2級では省ける機能が正しい肢として1つ置いてある。それと並べれば、導通試験装置も同じ側だと見当がつきます。
一方、火災表示試験装置は、火災を受けたときの表示や音響が本当に動くかを確かめるもので、これが動かないと受信機そのものが役に立ちません。規模に関係なく必要なので、2級にも求められます。
P型2級受信機に求められない機能を2つ挙げよ。
導通試験装置による試験機能と、発信機との間で電話連絡をする装置です。
導通試験装置は何を確かめるものか。
感知器までの配線が断線していないかを、受信機側から回線ごとに確かめるものです。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月