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令和6年度(後期)2級電気工事施工管理技士 No.46を解説、雷は系統から

令和6年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.46は、太陽光発電設備の施工に関する記述として、最も不適当なものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、耐雷トランスをどちら側に置くかを分かっているかを問うものです。雷サージは系統側から入ってくるので、交流側に置きます。

誤りの肢は、これを直流側だと書いています。

正解:選択肢2(耐雷トランスを直流側に設置)

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各選択肢の正誤

選択肢 内容 解説
1 接続箱内に逆流防止素子 ストリングへの逆流を防ぐ。適当
2 耐雷トランスを直流側に 交流側に設置する。不適当
3 支持物は各種荷重に安定 自重・地震・風圧・積雪。適当
4 開放電圧の測定を南中前後に 日射が安定する時間帯。適当

最も不適当なのは選択肢2です。

選択肢2のポイント(ここが答え)

耐雷トランスは、一次側と二次側を電気的に絶縁したうえで、静電シールドを設けた変圧器です。雷サージが機器へ伝わるのを断ちます

変圧器なので、交流でなければ働きません。直流側に置いても電圧を変換できず、そもそも成立しません。

系統の並び
太陽電池モジュール →(直流)→ 接続箱 →(直流)→ パワーコンディショナ
→(交流)→ 耐雷トランス → 系統

雷サージは配電線を伝わって系統側から入ってくるのが主な経路です。だから系統とパワーコンディショナの間、つまり交流側に置きます。

直流側の雷対策は、耐雷トランスではなくSPD(サージ防護デバイス)を接続箱に入れます。役目は似ていますが、機器が違います。

選択肢1の逆流防止素子は、複数のストリング(太陽電池モジュールを直列につないだ列)を並列につないだときに必要になります。

影がかかったストリングは電圧が下がるので、他のストリングから電流が逆に流れ込みます。これを防ぐため、接続箱内にダイオードを入れて一方向にしか流れないようにします。

選択肢4の南中前後は、太陽が最も高く上がる時刻の前後です。この時間帯なら日射が強く安定しているので、開放電圧を測るのに適しています。朝夕は日射が弱く、値が安定しません。

覚え方

  • 耐雷トランスは交流側。変圧器なので直流では働かない
  • 直流側の雷対策は接続箱内のSPD
  • 逆流防止素子は、影のかかったストリングへの逆流を防ぐ

理解度チェック

Q.

耐雷トランスをパワーコンディショナのどちら側に置くか。

交流側(系統側)です。変圧器なので直流では働かず、雷サージも系統側から入ってきます。

Q.

逆流防止素子は何のために設けるか。

影などで電圧が下がったストリングへ、他のストリングから電流が逆に流れ込むのを防ぐためです。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」「同 正答肢」
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