令和6年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.41は、建設工事における施工計画書に関する記述として、最も不適当なものを選ぶ問題です。
この問題は、2つの施工計画書を作る順番を分かっているかを問うものです。全体を決めてから、細部を詰めます。
誤りの肢は、この順番を逆さまに書いています。
正解:選択肢1(総合施工計画書を工種別に基づき作成)
| 選択肢 | 内容 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 総合を工種別に基づき作成 | 順番が逆。総合が先。不適当 |
| 2 | 総合は着手に先立ち作成 | 総合仮設を含む全般的な計画。適当 |
| 3 | 工種別は確認内容と段階を含む | どこで何を確かめるかを書く。適当 |
| 4 | 工種別は基本的ルールとディテール | 具体的な施工方法。適当 |
最も不適当なのは選択肢1です。
施工計画書は2段階でできています。
| 計画書 | 内容と作る時期 |
|---|---|
| 総合施工計画書 | 工事全般の方針。総合仮設を含む。工事の着手に先立って作る |
| 工種別施工計画書 (施工要領書) |
一工程ごとの具体的な手順・確認方法。総合施工計画書に基づいて作る |
順番は総合 → 工種別です。全体の方針が決まっていないのに、個々の工程の詳細だけを先に決めることはできません。
選択肢1は「総合施工計画書は、工種別施工計画書に基づき作成する」と書いており、細部から全体を組み立てる形になっています。これでは、工事全体として辻褄が合うかを最後まで確かめられません。
この形の引っかけは、令和7年度後期にも出ています。
令和7年度 2級 第一次検定(後期)No.37(正答は選択肢3)
3.総合工程表は、週間工程表をもとに施工すべき作業内容を具体的に示して作成した。
こちらは工程表の話ですが、大きいほうを小さいほうから作るという誤りの作り方はまったく同じです。計画書でも工程表でも、総合が先、細部が後と押さえておけば両方に対応できます。
選択肢3と4は、どちらも工種別施工計画書(施工要領書)の中身です。実際に作業する人が見て動けるだけの具体性が求められるので、手順だけでなく、どの段階で何を確認するかまで書きます。
総合施工計画書と工種別施工計画書はどちらを先に作るか。
総合施工計画書が先です。工種別施工計画書は総合施工計画書に基づいて作ります。
工種別施工計画書には何を書くか。
一工程の施工の基本的ルールやディテールに加え、確認内容とその確認を行う段階を書きます。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月