令和6年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.40は、品質管理に用いるPDCAサイクルの手順として、最も適当なものを選ぶ問題です。(ア)〜(エ)の4つの活動を正しい順に並べます。
この問題は、4つの活動がP・D・C・Aのどれにあたるかを見分けられるかを問うものです。名前の順がそのまま手順の順です。
それぞれの活動を頭文字に置き換えれば、答えは自動的に決まります。
正解:選択肢4(エ→ア→ウ→イ)
| 選択肢 | 並び | 頭文字に直すと |
|---|---|---|
| 1 | エ→ウ→イ→ア | P→C→A→D。実施の前に確認している |
| 2 | エ→イ→ア→ウ | P→A→D→C |
| 3 | エ→ア→イ→ウ | P→D→A→C。確認せずに処置している |
| 4 | エ→ア→ウ→イ | P→D→C→A。順番どおり |
| 5 | エ→イ→ウ→ア | P→A→C→D |
最も適当なのは選択肢4です。
4つの活動を頭文字に振り分けます。
| 記号 | 活動 | どれか |
|---|---|---|
| エ | 品質に関する方針に基づき、品質の仕様を決定する | Plan(計画) |
| ア | 標準どおりに作業を実施する | Do(実施) |
| ウ | 品質を測定・試験し、結果を基準と比較し、確認する | Check(確認) |
| イ | 不具合が出たら、原因を調べて処置する | Action(処置) |
P→D→C→Aの順に並べると、エ→ア→ウ→イになります。
見分ける手がかりは、それぞれの文の動詞です。
決定する → 計画(Plan)
実施する → 実施(Do)
比較し、確認する → 確認(Check)
原因を調べて処置する → 処置(Action)
すべての選択肢が「エ」から始まっているので、Plan が(エ)であることは問題側が示してくれています。あとの3つを並べるだけです。
特に間違えやすいのがCとAの順です。確認して問題が見つかったから処置するので、確認(ウ)が先、処置(イ)が後になります。選択肢3のように処置が先に来るのは、何を直せばよいか分からないまま手を打つことになり、順序として成り立ちません。
この4段階は、Aの処置が次のPにつながって回り続けることに意味があります。処置の結果を次の計画に反映することで、品質が少しずつ上がっていきます。これが「サイクル」と呼ばれる理由です。
前の年度で扱ったISO 9000の用語とも重なります。Aの「不具合の原因を調べて処置する」が、そのまま是正処置にあたります。
PDCAサイクルの4段階を順に挙げよ。
Plan(計画)、Do(実施)、Check(確認)、Action(処置)です。
CheckとActionの順が逆にならないのはなぜか。
確認して問題が見つかったから処置するのであって、確認せずに処置しても何を直すか分からないためです。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月