令和6年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.42は、建設工事の工程管理に用いる工程表に関する記述として、最も不適当なものを選ぶ問題です。
この問題は、ガントチャートが何で描かれるかを分かっているかを問うものです。ガントチャートは横棒(バー)で達成率を示します。
折れ線グラフで描くのは、別の工程表です。
正解:選択肢3(ガントチャートは折れ線グラフ)
| 選択肢 | 工程表 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | タクト工程表 | バーチャートにネットワークの表現を取り入れたもの。適当 |
| 2 | バーチャート工程表 | 横線式で、計画と実績を比べやすい。適当 |
| 3 | ガントチャート工程表 | 折れ線でなく横棒。不適当 |
| 4 | ネットワーク工程表 | 作業の相互関係が分かる。適当 |
最も不適当なのは選択肢3です。
ガントチャート工程表は、縦軸に作業名、横軸に達成率(0〜100%)を取り、各作業がいまどこまで進んだかを横棒で示す図表です。
バーチャートと似ていますが、横軸に取るものが違います。
| 工程表 | 横軸 | 分かること/分からないこと |
|---|---|---|
| ガントチャート | 達成率 | 各作業の進み具合が分かる。所要日数や日程は分からない |
| バーチャート | 日付 | いつからいつまでかが分かる。作業の相互関係は分からない |
| ネットワーク | — | 作業の相互関係とクリティカルパスが分かる。作成に手間がかかる |
選択肢3が言う折れ線グラフで描くのは、曲線式工程表(Sカーブ)です。横軸に日程、縦軸に出来高の累計を取り、計画の曲線と実績の曲線を重ねて比べます。工事の進みは最初と最後が遅く中盤が速いので、S字を描きます。
3つを1文で
ガントチャート … 横軸が達成率。横棒
バーチャート … 横軸が日付。横棒
曲線式(Sカーブ) … 横軸が日付、縦軸が出来高の累計。折れ線・曲線
選択肢1のタクト工程表は、前の問題(No.38)で扱ったものです。バーチャートを階ごとに並べた形なので、「バーチャートにネットワーク工程表の表現を取り入れたもの」という説明が当てはまります。
この問題は、「ガントチャート」と聞いて横棒を思い浮かべられれば即座に切れます。ガントは人名で、彼が考えた横棒の図表だと押さえておきます。
ガントチャート工程表の横軸は何か。
達成率です。各作業がいまどこまで進んだかを横棒で示します。日程は分かりません。
折れ線・曲線で描く工程表は何か。
曲線式工程表(Sカーブ)です。横軸に日程、縦軸に出来高の累計を取ります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月