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令和5年度(後期)2級電気工事施工管理技士 No.26を解説、地中電線路と架空電線路

令和5年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.26は、地中電線路と比較した架空電線路に関する記述として、最も不適当なものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、電線が見えるか埋まっているかで長所と短所がひっくり返ることを分かっているかを問うものです。引っかけの核心は、地中の短所である復旧の遅さを架空の側に付け替えている点にあります

架空は電線が見えるので、事故の場所を早く見つけられます。

正解:選択肢4

> この論点をやさしく解説:地中電線路の3つの方式は何が違うのか?管路式・暗きょ式・直接埋設式を条文で分ける

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 適当 掘削も管路もいらないので建設費が安い
2 適当 外に出ているので雷・風雨・氷雪をそのまま受ける
3 適当 電柱と電線が見えるので都市の景観と合わせにくい
4 不適当 架空は復旧が早い。時間がかかるのは地中のほう

最も不適当なのは選択肢4です。

選択肢4のポイント(ここが答え)

復旧にかかる時間は、事故の場所を探す手間でほとんど決まります。

架空の復旧

 電線が見えている
    ↓
 巡視すれば断線や倒木が目で分かる
    ↓
 その場で張り替える。早い

地中の復旧

 ケーブルは土の中で見えない
    ↓
 測定器で故障点を探すところから始まる
    ↓
 道路を掘り返す
    ↓
 ケーブルを取り替えて埋め戻す。日数がかかる

地中の長所と短所は、見えないことから全部つながっています

項目 架空電線路 地中電線路
建設費 安い 高い
自然現象の影響 受けやすい 受けにくい
景観 合わせにくい 良い
事故の復旧 早い 時間がかかる
保守点検 目視でできる しにくい

選択肢2の自然現象も、外に出ているかどうかで決まります。雷・強風・着雪はどれも空中の話で、地中には届きません。

建設費の差は工事の中身から来ます。

地中が高くなる理由

 道路を掘る
    ↓
 管路や洞道をつくる
    ↓
 絶縁体で覆ったケーブルを使う(架空は裸電線)
    ↓
 埋め戻して舗装を直す

覚え方

  • 架空は安い・早く直るが、天候と景観に弱い
  • 地中は天候に強く景観が良いが、高くて復旧が遅い
  • 違いはすべて見えるか見えないかから出る

理解度チェック

Q.

地中電線路の復旧に時間がかかるのはなぜか。

ケーブルが土の中で見えないためです。測定器で故障点を探し、道路を掘り返してから取り替えるので日数がかかります。

Q.

架空電線路の建設費が安いのはなぜか。

掘削や管路の工事が不要で、絶縁体で覆ったケーブルではなく裸電線を使えるためです。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和5年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」「同 正答肢」
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