令和4年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.50は、金属管配線に関する記述として「内線規程」上、不適当なものを選ぶ問題です。
この問題は、アウトレットボックス間に許される直角の屈曲が3箇所までであることを覚えているかを問うものです。問題文は1つ多い4箇所にしてあります。
数字を変えた選択肢は1と3の2つで、3の6倍は条件を満たしています。
正解:選択肢1
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 不適当 | 直角の屈曲は3箇所を超えないこと。4箇所は多い |
| 2 | 適当 | 金属管配線には絶縁電線を使用する |
| 3 | 適当 | 曲げ半径は管内径の6倍以上 |
| 4 | 適当 | 金属製の隔壁を施設し、C種接地工事を施す |
不適当なのは選択肢1です。
内線規程は、アウトレットボックス間の金属管について直角またはそれに近い屈曲箇所を3箇所を超えて設けないこととしています。4箇所は1つ多いので不適当です。
制限がある理由は、電線を通せなくなるからです。管の中で電線が曲がるたびに摩擦が増え、引っ張る力が要ります。曲がりが増えるほど力が加算されていき、途中で動かなくなります。無理に引けば絶縁被覆が削れて傷みます。
4箇所以上必要なときは、途中にプルボックスを入れて区間を切ります。区間を分ければ、それぞれの区間で3箇所以内に収まります。
ほかの3つを見ておきます。
選択肢2は使う電線です。金属管配線には絶縁電線を使います。水気のある場所でも絶縁電線という点は変わりません。裸電線は使えません。「水気のある場所」という言葉が付いていますが、ここで結論は変わりません。
選択肢3は曲げ半径です。内線規程は管の内側の曲げ半径を管内径の6倍以上としています。31mmの管で6倍なので、条件を満たしています。
曲げがきついほど管が扁平につぶれ、電線を通しにくくなります。ここも屈曲箇所の制限と同じ考え方です。
選択肢4は強電流回路と弱電流回路を同じボックスに収めるときの扱いです。金属製の隔壁を入れて分け、その隔壁にC種接地工事を施します。強電側から弱電側へ電位が回り込むのを防ぐためです。
アウトレットボックス間の金属管に、直角の屈曲は何箇所まで設けられるか。
3箇所までです。それを超えるときは途中にプルボックスを設けて区間を分けます。
屈曲箇所に制限があるのはなぜか。
曲がりが増えるほど電線と管の摩擦が積み重なり、通線に大きな力が要るからです。無理に引くと絶縁被覆が傷みます。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月