令和4年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.31は、道路照明における連続照明の設計要件に関する記述として、最も不適当なものを選ぶ問題です。
この問題は、曲線部での灯具の並べ方を分かっているかを問うものです。曲線の外縁に片側配列とします。
千鳥配列では道の曲がりを示せません。
正解:選択肢4(曲線部を千鳥配列とする記述)
> この論点をやさしく解説:連続照明とは?設計の基本・性能指標・照明方式の違いを整理
| 選択肢 | 内容 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 道路条件に応じ十分な路面輝度にする | 適当 |
| 2 | 路面の輝度分布をできるだけ均一とする | 適当 |
| 3 | グレアが十分抑制されている | 適当 |
| 4 | 曲線部では千鳥配列とする | 不適当。片側配列にする |
最も不適当なのは選択肢4です。
引っかけの核心は、千鳥配列が左右交互で均等に見え、丁寧な配置に思えるところです。直線部では実際に使われる並べ方です。
誘導効果というのは、先の灯具の並びを見て道がどう曲がっているか分かることです。
| 配列 | 並び方 | 曲線部での見え方 |
|---|---|---|
| 片側配列 | 曲線の外縁に一列 | 灯具の列が道の曲がりをそのまま示す |
| 千鳥配列 | 左右交互 | 列がジグザグに見え、どちらへ曲がるか分からない |
曲線の外縁に一列に並べると、その並びが道路のふちの線になります。運転者は遠くの灯具を見て、この先が右へ曲がるか左へ曲がるかを読み取れます。
千鳥配列だと灯具が左右に振れるので、列そのものが曲がって見え、道の曲がりと混ざります。かえって分かりにくくなります。
この論点は繰り返し出ています。平成27年度(後期)No.32と平成30年度(後期)No.32では、選択肢1が「灯具の千鳥配列は、道路の曲線部における適切な誘導効果を確保するのに適している」で、2年度ともこれが答えでした。
平成29年度(後期)No.32では逆に、「連続照明で曲線部に片側配列する場合は、曲線の外縁に設置することが望ましい」が正しい肢として置かれています。
選択肢3のグレアは、まぶしくて見えにくくなることです。路面を明るくしようとして灯具を目に入る角度に置くと、かえって前方が見えなくなります。
道路の曲線部では灯具をどう並べるか。
曲線の外縁に片側配列とします。灯具の列が道路のふちの線になり、この先の曲がりを読み取れます。
千鳥配列が曲線部に向かないのはなぜか。
灯具が左右に振れて列がジグザグに見えるからです。道の曲がりと混ざって分かりにくくなります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月