令和4年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.21は、事務所の室等のうち、日本産業規格(JIS)の照明設計基準上、基準面における維持照度の推奨値が最も高いものを選ぶ問題です。
この問題は、その部屋で何をするかで照度が決まることを分かっているかを問うものです。細かい字を長く読む場所ほど高くなります。
4つのうち、書類を扱い続けるのは事務室だけです。
正解:選択肢2(事務室)
| 選択肢 | 室 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 食堂 | 食事をする場所。事務室より低い |
| 2 | 事務室 | 750lxで最も高い |
| 3 | 集中監視室 | 画面を見る場所。事務室より低い |
| 4 | 電子計算機室 | 機器を置く場所。事務室より低い |
最も高いのは選択肢2です。
引っかけの核心は、集中監視室や電子計算機室が重要そうな部屋に見えるところです。大事な仕事をする場所なら明るいはず、と考えると迷います。
照度は部屋の重要さではなく、そこで目を使う細かさで決まります。
| 室 | 維持照度 | そこでの作業 |
|---|---|---|
| 事務室 | 750lx | 書類を読み書きし続ける |
| 応接室 | 500lx | 人と会って話す |
| 更衣室 | 200lx | 着替えるだけ |
集中監視室と電子計算機室は画面や機器を見る場所です。画面は自分が光っているので、周りが明るすぎるとかえって見にくくなります。だから事務室ほど高くしません。
食堂も、食事のあいだ細かい字を追い続けるわけではないので低めです。4つのうち、紙の書類と向き合い続けるのは事務室だけです。
維持照度というのは、使っているあいだ下回らないようにする値です。ランプは時間とともに暗くなり、器具にはほこりが付きます。それを見込んで、新品のときはこれより明るく設計します。
この基準は年度をまたいで問われます。平成29年度(後期)No.11では「事務室750lx」「応接室500lx」「更衣室200lx」が正しい肢として並び、誤っていたのは「会議室300lx」でした。会議室は500lxで、令和3年度(前期)No.11がその値を直接問うています。
事務所の中で維持照度の推奨値が最も高い室はどこか。
事務室で750lxです。書類を読み書きし続ける場所なので高く設定されています。
維持照度とはどんな値か。
使っているあいだ下回らないようにする値です。ランプの劣化やほこりを見込んで、新品時はこれより明るく設計します。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月