令和4年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.5は、直流発電機の界磁巻線の接続方法のうち、直巻発電機の接続図を選ぶ問題です。Aが電機子、Fが界磁巻線、Iが負荷電流、Iaが電機子電流、Ifが界磁電流を表します。
この問題は、名前がそのまま接続の形だと分かっているかを問うものです。直巻は直列、分巻は分かれて並列です。
漢字を読めば、どの図かが決まります。
※ 問題の図そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(電機子と界磁巻線が直列の図)
| 選択肢 | 図の形 | 名称 |
|---|---|---|
| 1 | AとFが直列 | 直巻発電機。これが答え |
| 2 | FがAと並列 | 分巻発電機 |
| 3 | Fが別の電源につながる | 他励発電機 |
| 4 | Fが2つ(並列と直列の両方) | 複巻発電機 |
適当なのは選択肢1です。
直流発電機は界磁巻線をどこにつなぐかで名前が変わります。4つとも同じ部品でできていて、線の引き方だけが違います。
| 名称 | 界磁巻線のつなぎ方 | 流れる電流 |
|---|---|---|
| 直巻 | 電機子と直列 | 負荷電流がそのまま界磁に流れる |
| 分巻 | 電機子と並列 | 電機子電流が界磁と負荷に分かれる |
| 他励 | 別の電源につなぐ | 界磁電流は外の電源から取る |
| 複巻 | 直列と並列の両方 | 2つの界磁巻線を組み合わせる |
名前が形を表しています。直巻は直列に巻く、分巻は電流が分かれる、他励は他から励磁する、複巻は2つ持つという読み方です。
図を見分けるときはFが1本の線の上に乗っているか、脇に分かれているかを見ます。乗っていれば直巻、分かれていれば分巻です。
選択肢3の他励は、界磁側に電池の記号が描かれています。発電機の外に電源があるので、ひと目で分かります。
選択肢4の複巻はFが2つ描かれているのが目印です。並列側と直列側の両方に界磁巻線があります。
直巻では負荷電流がそのまま界磁に流れるので、負荷が軽いと磁束が作れず電圧が上がりません。負荷が重くなるほど電圧が上がる性質があり、この扱いにくさから発電機として使われる場面は限られます。
直巻発電機の界磁巻線はどうつながっているか。
電機子と直列です。負荷電流がそのまま界磁巻線を流れます。
図で他励と複巻を見分ける目印は何か。
他励は界磁側に電池の記号があります。複巻は界磁巻線Fが2つ描かれています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月