令和4年度(前期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.2は、磁極間に置いた導体に電流を流したとき、導体に働く力の方向を選ぶ問題です。左がN極、右がS極で、電流は紙面の裏から表へ向かう方向に流れます。方向は上がa、右がb、下がc、左がdです。
この問題は、フレミングの左手の法則を実際に組めるかを問うものです。中指が電流、人差し指が磁界、親指が力です。
頭の中で回そうとすると間違えます。手を出して組みます。
※ 問題の図そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(a=上向き)
| 選択肢 | 方向 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | a(上) | 正しい |
| 2 | b(右) | 磁界の向きそのもの。力は磁界に直角に働く |
| 3 | c(下) | 右手で組んだときの向き |
| 4 | d(左) | 磁界と逆向き。力は磁界に直角に働く |
正しいのは選択肢1です。
まず3つの向きを確かめます。
| 指 | 意味 | この問題での向き |
|---|---|---|
| 人差し指 | 磁界 | N極からS極へ=左から右 |
| 中指 | 電流 | 紙面の裏から表へ=手前向き |
| 親指 | 力 | 組むと上を指す=a |
左手を出して、中指を自分の顔のほうへ向け、人差し指を右へ伸ばします。すると親指は自然に上を指します。これが答えです。
磁界の向きはN極から出てS極に入ると決まっています。図では左がN、右がSなので、磁界は左から右です。
電流の記号も確認しておきます。⊙は手前向き、⊗は奥向きです。矢を後ろから見た形が⊙(先端)、前から見た形が⊗(羽根)と覚えます。この問題では「紙面の裏から表へ」と文でも書いてあります。
選択肢2と選択肢4は、磁界と同じ向きか逆向きです。力は磁界にも電流にも直角に働くので、この2つは形の上でありえません。
選択肢3は右手で組んだときの向きです。右手を使うのは発電機(誘導起電力)のほうで、電流を流して力が出る話は左手です。
フレミングの左手の法則で、各指は何を表すか。
中指が電流、人差し指が磁界、親指が力です。3本を直角に開いて使います。
左手と右手はどう使い分けるか。
電流を流して力が働く場合は左手、導体を動かして起電力が生じる場合は右手です。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年9月