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令和4年度(後期)2級電気工事施工管理技士 No.31を解説、夜間は低くする

令和4年度(後期)2級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.31は、道路照明に関する記述として最も不適当なものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

この問題は、トンネル照明の明るさが外の明るさで決まることを分かっているかを問うものです。夜は外が暗いので、トンネルの中も暗くてよくなります

問題文は昼と夜を逆にしています。

正解:選択肢4

> この論点をやさしく解説:連続照明とは?設計の基本・性能指標・照明方式の違いを整理

> この論点をやさしく解説:道路トンネル照明とは?基本照明と入口部照明の違い・照明方式の使い分け

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 適当 設計速度が速いほど平均路面輝度を高くする
2 適当 連続照明は一定の間隔で灯具を配置する
3 適当 局部照明は交差点など必要な箇所を照らす
4 不適当 夜間は昼間より低くする

不適当なのは選択肢4です。

選択肢4のポイント(ここが答え)

トンネル照明で決め手になるのは目の順応です。人の目は明るい場所から暗い場所に入ると、しばらく見えなくなります。

昼間は外が非常に明るいので、トンネルに入った瞬間の落差が大きくなります。この落差を埋めるために、昼間は中を明るくします

夜間は外もヘッドライトだけの暗さです。落差が小さいので、中もそれほど明るくする必要がありません。基本照明の平均路面輝度は昼間より低くします。

問題文はこの向きを逆にしています。「夜だから明るくする」は屋外の道路照明の感覚で、トンネルには当てはまりません。

トンネル照明は4つに分かれています。

照明 はたらき
基本照明 トンネル全長にわたる基本の明るさ
入口部照明 入口付近を強く照らし、明るさの落差を和らげる
出口部照明 出口付近。明るい外へ出るときの目の順応を助ける
停電時照明 停電したときに最小限の明るさを確保する

入口部照明も同じ理屈で、夜間は不要になるか、大きく落とします。外が暗ければ埋めるべき落差がないからです。

ほかの3つを見ておきます。

選択肢1は設計速度との関係です。速く走るほど遠くの障害物を早く見つける必要があるので、路面を明るくします。高速道路のトンネルが一般道より明るいのはこのためです。

選択肢2の連続照明は、一定の間隔で灯具を並べて途切れなく照らす方式です。市街地の道路や高速道路の本線で使います。

選択肢3の局部照明は、交差点・インターチェンジ・横断歩道など危険が集まる場所だけを照らす方式です。全線を照らすより費用が抑えられます。

覚え方

  • トンネル照明は外との落差を埋めるためのもの。昼は明るく、夜は暗く
  • 設計速度が速いほど路面輝度を高くする
  • 連続照明は全線、局部照明は交差点などの必要な箇所だけ

理解度チェック

Q.

トンネルの基本照明を夜間に低くするのはなぜか。

夜は外も暗く、トンネルに入るときの明るさの落差が小さいからです。目が順応しやすいので、昼間ほど明るくする必要がありません。

Q.

設計速度が速いほど路面輝度を高くするのはなぜか。

速く走るほど遠くの障害物を早く見つける必要があるからです。より遠くを見通せる明るさが要ります。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定(後期)問題」「同 正答肢」
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