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令和8年度 1級電気工事施工管理技士 No.71を解説、垂直の支持間隔は1.5m

令和8年度 1級電気工事施工管理技士 第一次検定 No.71は、構内情報通信網(LAN)に使用するUTPケーブルの施工に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題のポイント

この問題は、UTPケーブルを傷めずに敷くための数値を問うものです。固定時の曲げ半径、フロア配線盤から通信アウトレットまでの配線長、垂直のケーブルラックでの支持間隔、コード類の長さの合計の4つが並びます。

引っかけの核心は1点、垂直に敷いたときの支持間隔です。水平のときより短くとる必要があります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 4対ケーブルの固定時の曲げ半径は仕上がり外径の4倍以上
2 ○(正しい) フロア配線盤から通信アウトレットまでの配線長は90m以下
3 ×(誤り) 垂直のケーブルラックの支持間隔は1.5m。2mでは自重がかかりすぎる
4 ○(正しい) パッチコード3m、コード類の合計10m以内なので9mは収まる

数値の肢が4つ並びますが、外れているのは支持間隔だけです。

選択肢3のポイント(ここが誤り)

UTPケーブルは、より対を守るために外力に弱くできています。垂直に敷くと、支持点から下のケーブルの自重がそのまま引張りとして効きます。支持の間隔が広いほど、下がろうとする力が1点に集まります。

そのため垂直のケーブルラックでは、支持間隔を1.5m程度までとします。選択肢3の2mでは、ケーブルが伸びてより対の間隔が変わり、特性インピーダンスが乱れる原因になります。

この数値は平成25年度1級No.62に「垂直のケーブルラックに布設するケーブルの支持間隔を1.5mとした」という正しい肢として並んでいました。そちらの答えは配線長を100mとした肢のほうで、90mが上限、垂直の支持は1.5mという組合せは変わっていません。

覚え方

  • 垂直のケーブルラックの支持間隔は1.5m。自重が引張りになる
  • フロア配線盤から通信アウトレットまでは90m以下、コード類の合計は10m以内
  • 固定時の曲げ半径は仕上がり外径の4倍以上

理解度チェック

Q.

垂直のケーブルラックにUTPケーブルを敷くとき、支持間隔はいくらか。

1.5m程度までとします。垂直では支持点から下のケーブルの自重が引張りとして効くため、水平より短くとります。

Q.

フロア配線盤から通信アウトレットまでの配線長の上限はいくらか。

90mです。これにパッチコードや機器コードを合わせた全体で100mに収まるよう、コード類の合計は10m以内とします。

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参考資料

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定問題(午後の部)」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成25年度 1級電気工事施工管理技術検定 学科試験問題」
  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和8年度・平成25年度 正答肢」
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